富士通とFsol、臨床試験向けSaaS「tsClinical」を販売開始 | RBB TODAY

富士通とFsol、臨床試験向けSaaS「tsClinical」を販売開始

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 富士通と富士通システムソリューションズ(Fsol)は19日、製薬企業などにおいて実施される臨床試験業務を支援するSaaS「tsClinical」(ティーエスクリニカル)の販売を開始した。

 「tsClinical」は、新薬開発時の臨床試験で必要となる症例データ(試験結果)の管理システムを、試験期間・規模に応じ、ネットワーク経由で提供するオンデマンド方式のSaaS。「tsClinical」は、業務支援(Business Layer)、横断的マネジメント支援(X management Layer)、サービス基盤、データ基盤(Foundation Layer)の3層構造から構成。今回、第一弾として、「Business Layer」と「Foundation Layer」を組み合わせた、データマネジメント業務サービスを提供するとのこと。

 製薬企業や医療機関、CRO(Contract Research Organization、医薬品開発業務受託機関)では、成人病や感染症、健康維持における新薬や、従来の薬の副作用確認などのために、さまざまな臨床試験が実施されている。しかし、臨床試験には、その薬の効果や副作用などのデータを迅速かつ正確に収集・管理する必要があり、臨床試験ごとに規制に準拠した症例データ管理システムが必要となるため、製薬企業などでは、スピーディーな臨床試験を実施するために、症例データ管理システムの早期導入とシステム構築費用の抑制が課題となっていた。富士通では、ライセンス販売しか実施していなかった、多くの導入実績を持つパッケージソフトをSaaSで提供する。必要な機能を必要な期間のみ契約可能とすることで、臨床試験を実施していない期間については、システムの投資や運用管理費用を抑制することができる見込みだ。サービスの提供にあたっては、同社内であらかじめバリデーションを実施した環境を提供。従来は顧客側で実施していたバリデーション負荷が大きく軽減されるとのこと。

 販売価格(税別)は1試験月額15万円より。今後3年間で10億円の販売を目指す。なお、臨床試験の支援業務サービスなどを提供しているベルシステム24が、先行して本サービスを導入したという。ベルシステム24では、これまでの臨床試験の支援業務サービスに加え、本サービスを利用したデータマネジメント業務サービスを開始することで、製薬企業とデータマネジメント環境を共有したあらたなサービスを提供する。
《冨岡晶》

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