日立、バンダイの乳児玩具「BabyLabo」開発に協力 〜 脳科学をモノづくりに活用 | RBB TODAY
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日立、バンダイの乳児玩具「BabyLabo」開発に協力 〜 脳科学をモノづくりに活用

エンタープライズ その他
BabyLaboシリーズ 初回ラインナップ
  • BabyLaboシリーズ 初回ラインナップ
  • BabyLaboシリーズ 初回ラインナップ(表)
  • Brain Scienceマーク
  • 脳科学に基づく検証フロー
 日立製作所は1日、脳科学をモノづくりに活用する取り組みの一環として、バンダイとの共同プロジェクトおよびその成果である乳児玩具(ベビートイ)「BabyLabo(ベビラボ)」に関して発表を行った。

 「BabyLabo」(全9種・893円〜18,900円/税込)はバンダイより2010年1月30日に全国の雑貨店・百貨店・量販店の玩具売り場や玩具専門店、ベビー用品専門店などで発売される予定。「BabyLabo」は、“乳児が成長に応じて夢中になって遊べるベビートイ”の開発をめざすバンダイと、これまで培った脳科学の知見の応用を検討していた日立との共同プロジェクトにより生まれたもの。まだ言葉を発しない乳児が、成長に合わせて何を認知できるかを脳科学に基づき検証し、各成長段階に応じた遊びを盛り込んだとのこと。今回のプロジェクトにおいて、バンダイが「BabyLabo」の商品化や販売を担当し、日立は乳児がどのように「BabyLabo」を認知するか、という検証を担当した。

 日立は、乳児が視覚および聴覚を通じ「BabyLabo」をどのように認知するかを、これまで培った脳科学の知見を用いて検証。また、第三者の専門家によるBrain Science審査会を設立し、検証結果を表す適切な表現の審査・定義を行った。「BabyLabo」は、この審査結果を適切に適用した製品であることから、日立は、脳科学が適切に活用された製品であることを示す「Brain Science」マークを作成し、付与したという。「BabyLabo」は、本マークが付与された製品の第一弾となるもので、今後日立は、脳科学が適切に活用された製品に「Brain Science」マークを付与する取り組みを、さまざまな分野に展開していく。

 今回日立は、小さな子供に人気のある「アンパンマン」の顔の認知特性の検証も行ったとのこと。第三者の専門家によるBrain Science審査会で審査を行ったところ、「3か月齢から4か月齢の乳児は、アンパンマンのまっすぐな顔(正立顔)とさかさまな顔(倒立顔)ではまっすぐな顔を好む」と表現できるという審査結果が出た。さらに、「5か月齢から6か月齢では、アンパンマンの普通顔(無表情顔)と笑い顔の表情の区別ができる」「普通顔とびっくり顔の表情の区別ができる」「普通顔と怒り顔の表情の区別ができる可能性がある」と表現できるという審査結果が出た。バンダイでは、この審査結果をもとに、乳児の成長に応じた遊び方を「BabyLabo」に盛り込んでいるという。なお、今回の検証においては、玉川大学赤ちゃんラボ他が協力した。
《冨岡晶》
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