富士ゼロックス、法人向けカラーデジタル複合機「ApeosPort-IVシリーズ」の販売開始 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

富士ゼロックス、法人向けカラーデジタル複合機「ApeosPort-IVシリーズ」の販売開始

エンタープライズ ハードウェア
ApeosPort-IV C3370
  • ApeosPort-IV C3370
  • DocuCentre-IV C3370
  • 標準価格
  • 主な仕様
 富士ゼロックスは21日、オフィス向けフルカラーデジタル複合機の新機種として、「ApeosPort-IVシリーズ」4機種、「DocuCentre-IVシリーズ」4機種の計8機種を発表した。8月28日から販売を開始する。

 富士ゼロックスでは、1999年制定の「エコロジー&セーフティビジョン」のもと、省電力、省スペース、省資源など、環境負荷を統合的に削減するソリューション「オフィスのグリーン化プログラム」を提供している。今回の新商品は、新環境技術などを採用。「国際エネルギースタープログラム」の適合基準であるTEC値(1週間の消費電力2.44kWh)を従来機に比べ約75%低減し、業界トップの省エネを実現したのが特徴。スリープ電力でも1.5W以下の低消費電力を実現した。

 具体的には、トナーを紙に定着する部分に、発熱層として世界最薄(厚さ数ミクロン)の非磁性金属を有するIHベルトを採用。これにより、定着装置の予熱が必要なくなるため、プリント時以外に定着装置で要する消費電力ゼロ、世界最速3秒で立ち上がる新開発のIH定着技術を採用したとのこと。またエンジンの露光装置に加え、画像読み取り部分の光源に、LED(発光ダイオード)を採用。従来、複合機へのLED採用は、明るさのムラや色のばらつきがあり、難しいとされていた。しかし新商品では、光の拡散技術を応用して光源を均一化し、さらに、一台ずつ光の色を補正する技術により、安定した読み取り画質を維持しながら、LEDによる省エネを実現した。また省エネ性能に優れた「EA-Ecoトナー」をオフィス向け商品に初めて採用。従来のEAトナーに比べて、定着温度を約20℃低下させることを可能にし、定着時における消費電力を約15%削減した。複合機本体を制御するコントローラー部分を改良することで、スリープモード時の消費電力も従来機の約6分の1に低減した。

 なお今回のシリーズより外観を一新。操作領域が集中する中央部にブルー色を配し、アクセス部への自然な誘導を行うとともに、出力されたプリントの見やすさにも配慮したという。操作パネルには、高精細表示が可能な8.5型のWVGAカラーTFTを使用し視認性を向上、また、パネルに傾斜を与え、車椅子からでも見やすいように配慮した。表示には、グラフィックを多用し、ボタンや文字を大きくすることで、押し間違いや迷いによる誤操作を抑止するなど操作性を向上させた。価格はDocuCentre-IV C2270 P(コピー・プリント機能搭載)が1,290,000円、ApeosPort-IV C2270 PFS(コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載)が2,200,000円より。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top