マイケル・ジャクソンの訃報を利用したスパムとしては「ポップの王様マイケル・ジャクソン追悼(Remembering Michael Jackson - the King of Pop; Transformers)」「誰がマイケルを殺したのか?(Who killed Michael Jackson?)」「ジャクソンはまだ生きている:証拠はこちら(Jackson is still alive: proof)」といったタイトルのメールが出現した。きわめて典型的なスパムのタイトル手法だが、この魅力に抗える人は少ないだろう。内容についても、「チケット業者を名乗り、個人情報を手に入れようとする」「偽の写真URLを用意し、リンクをクリックさせようとする」「マイケルの新曲のMP3ファイルと偽って、ウイルスをZIP圧縮ファイルで送る」といったタイプが存在しているようだ。スパマーたちがこの騒ぎに目をつけるのは当然で、現時点ではスパムメール全体の約1%がマイケル関連の内容だという。ちなみにオバマ大統領が誕生した際には、就任してから100日間で大統領関連のスパムの割合が最大2%にまで達したとのこと。同様にマイケル関連の話題が注目を集める限り、今後もスパムメールが増加していくと、レポートでは結論づけており、いましばらくマイケルの名が入ったメッセージには特に警戒するよう呼びかけている。