iPhone 3G S用のカバーを自作!一味違うビジュアルを | RBB TODAY
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iPhone 3G S用のカバーを自作!一味違うビジュアルを

エンタープライズ モバイルBIZ
モレスキン「メモポケット」 定価1,890円(税込)
  • モレスキン「メモポケット」 定価1,890円(税込)
  • 中は便利なじゃばら式分別収納スペース
  • 中央に、縦110ミリ、横60ミリの長方形を
  • 厚紙なので、ケガをしないよう注意してカット
  • 上、下、右は内側のじゃばら山ギリギリまで切り取る
  • じゃばらの山より、厚紙部分の切り抜きが若干短い工夫
  • 2枚を残して仕切り紙を3枚カット
  • このピッタリ具合! でも一部強度に不安が
 ゲームプラットフォームとしても大きな存在感を発揮するiPhoneだが、既報のとおり6月18日には「iPhone 3G S」の予約が開始されており、26日に発売となる。

 新3G Sは外形サイズは変更なしということで、これまで多数発売されたラバーカバーやハードケースなどがそのまま使えるというメリットがある。でもそれではつまらない、と一味違うビジュアルを求める諸姉諸兄に、オシャレ&実用メモ・ノートとして絶大な人気を誇る「Moleskine」に手を加えiPhoneカバーを作ってしまう方法をご紹介しよう。公式サイトによると、「モールスキン」と呼ばれていたこともあるが今後は「モレスキン」で統一する、とのこと。

 モレスキンは200年もの間、その基本要素(黒の硬い表紙、書きやすい紙質、ゴムバンド、内ポケット)を変えることなく、ゴッホやピカソ、ヘミングウェイらに愛用された。映画でも「アメリ」、「プラダを着た悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」などに登場し、重要なシーンで人物のアイデアを支えている。であれば、iPhoneもうってつけのはず!

 実はすでに米Wired誌のガジェットラボが“How To Turn an iPhone into a Moleskine Book”として、通常のモレスキン(無地メモタイプ)のページを数十枚くり抜き、その中にiPhoneを仕込む様子を公開しているが、そのYouTube動画を見てみるとかなりの手間と根気が必要なことがわかる。

 そこで編集部では、モレスキンのなかでも群を抜いてページ数(?)の少ない「メモポケット」を用いて、自作iPhoneカバーに挑戦することにした。「メモポケット」は、じゃばら式6ポケットの整理文具で、普通は領収書やレシート、切り抜きなどを一時的に分別保管するものだが、布で補強されたじゃばら部分の折り込み内寸がちょうどiPhone 3Gのサイズにピッタリなのだ。

 まずは位置取り。周囲3方の折り込み部分を勘案し、上下の余白は少し余裕を見て15ミリ、右端は折り込みに沿うように採寸して12ミリとする。そこからiPhone 3Gの幅よりわずかに狭い60ミリでラインを引くと、指掛かりの手前に収まる。ここをくりぬいていく作業からカッティング開始。1枚目は補強された厚紙なので、新聞紙などを下敷きにして、じゃばらまで切り落としてしまわないように注意。

 続いて内側の作業だ。ここはじゃばら部分ギリギリまで切り落とすと奇跡のようにiPhone 3Gサイズにピッタリなので、ハサミとカッターを併用して軽快にカットしていく。こうすることで、結果的に最初に切り抜いた厚紙部分の窓がiPhone 3G外寸よりやや小さめになり、本体が飛び出してくることを防ぐ効果が生まれる。ポケットは1つ2つ残しておいても厚みとしては大きく影響しないので、仕切り紙は3枚だけ切り離すことにした。本来の用途としてのポケットが使えると、のちのち便利かもしれない。EdyやSuicaなどの非接触型ICカードを仕込むことも簡単だ。

 ここまでの仕上がりを見ると、本体左側の、細い指掛かり部分が使っているうちにちぎれてしまいそうな予感が……これは補強しないと、ということで製本テープを適当な長さに切って巻き込むように両面から貼り付けてみた。しかし、これはちょっと失敗。確かに強度は増しそうだが見た目が明らかに急ごしらえ感たっぷりになってしまった。黒い製本テープなら、じゃばら部の布補強と見た目の統一性も取れたかもしれない。

 しばらく考えた末、切り離した後の仕切り紙が同じ紙質・長さのはず(当たり前)なので、これらを短冊に切って何層にも重ねた補強紙を生成し、両面から貼り付けるというアイデアを実行。仕切り紙はハサミやカッターで適当に切ったため、まずきれいな長方形に整えた後、指掛かり部分の幅を計測して短冊にカット。仕切り紙1枚から、幅10ミリの短冊が6本取れるので、3枚の仕切り紙から計18枚の細い帯が作り出せる。うち3枚重ねを指掛かり部の表面、15枚重ねを裏面に使用することにした。裏面に厚みを出した理由は、この部分が堤防となって引っかかり、本体がスライドアウトするのを防ぐかも、という淡い期待からだ。木工用接着剤を薄く塗り、重ねて圧着していく。15枚重ねを貼り付ける直前に「どうやら本体に干渉しそうだ」と思えたので、こちらの方は幅を約半分の8ミリに変更することにした。このへんは斜めにカットしたり、iPhone 3Gの形にカーブしてカットしたりと、いろいろと工夫の余地がありそうだ。

 ともかくこんな感じで、iPhone 3Gがばっちり収納できるモレスキン「メモポケット改」は2,000円弱と少しの手間で、意外に簡単に作成可能だ。重量は約52グラム。ゴムバンドは使用時にも役に立つ。

 市販のケースでは満足できない、モレスキンを愛して止まない、通勤時に隣の人を驚かせたい、逆にiPhoneを使っていることを気づかれたくない、など、耐衝撃性や実用性よりオリジナリティ重視の方は、週末の工作課題にいかがだろうか?
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