イスラエル・アルティア、FourGeeチップセットがWILLCOM CORE XGPに採用 | RBB TODAY
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イスラエル・アルティア、FourGeeチップセットがWILLCOM CORE XGPに採用

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 携帯端末機向け4G(第4世代)モバイル半導体を開発しているイスラエルのファブレス半導体企業、アルティア・セミコンダクター社は23日、同社の「FourGee(フォアギー)-4150」チップセットが、ウィルコムが前日実施した4G無線ネットワーク「WILLCOM CORE XGP」の公開実験の作動に使われたと発表した。

 この公開実験では、下り伝送速度19Mbps・上り12Mbpsというきわめて高速の同時空中(伝送)処理能力を記録した。これはWiMAXあるいはHSDPAを含めて日本におけるすべての商用モバイルブロードバンド・ネットワークで示された最高のパフォーマンスとのこと。

 アルティアは「WILLCOM CORE XGP」で運用される無線機器向けチップセットを供給するため2008年5月に選出されて以来、ウィルコムと提携している。アルティア・セミコンダクターのオーデッド・メラメド最高経営責任者(CEO)は「ウィルコムのネットワークパフォーマンス公開実験は、最先端4G無線ネットワーク開発における重要な一里塚であり、アルティアはこの実験のチップサプライヤーとなり、ウィルコムのXGPネットワーク展開に対する有力なチップサプライヤーになったことを誇りに思う。この実験の成果は、アルティアのマルチモード4Gアーキテクチャーの超高パフォーマンスを強力に実証する」とのコメントを寄せている。

 同社ではモバイルWiMAXチップセットである「FourGee−2150」も出荷しており、LTEベースバンドとRF用チップセットは非常に進んだ開発段階にある。アルティアのLTEチップセットはモバイルWiMAXとXGP製品のように、高パフォーマンスときわめて大きな電力効率、サイズの小型化、コスト効率とを結合することに注力しているとのこと。
《冨岡晶》
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