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Red HatとMS、仮想化プラットフォームの相互検証で合意

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サーバ仮想化相互検証の相関図
  • サーバ仮想化相互検証の相関図
 米Red Hat, Inc(レッドハット)は現地時間16日、業務向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」について、Microsoft(マイクロソフト)の「Windows Server」と相互に検証するプログラムに同意したことを発表した。

 両社はそれぞれのサーバ仮想化検証/認定プログラム(SVVP)に参加し、お互いのサーバ仮想化ユーザに協調的な技術サポートを提供する。サービスは同日よりすでに提供を開始している。合意の主な内容は、レッドハットは、Red Hat Enterprise仮想化テクノロジ上でサポートされるWindows Serverゲストの検証を行い、マイクロソフトはWindows Server Hyper-VおよびMicrosoft Hyper-V Server上でサポートされるRed Hat Enterprise Linuxサーバゲストの検証を行うものとなっている。両社の検証後、有効なサポート契約を持つ顧客は、Red Hat Enterprise仮想化上に仮想化されたWindows Serverオペレーティングシステムの実行と、Windows Server Hyper-VおよびMicrosoft Hyper-V Server上に仮想化されたRed Hat Enterprise Linuxの実行について、協調的な技術サポートを受けることができる。

 IT専門調査会社IDCの調査によると、企業が配備している主要なオペレーティング環境はWindowsとRed Hat Enterprise Linuxの2つであることが示されており、ハイパーバイザ上で動作しているx86オペレーティングシステムの80%を占めているという。今回の相互合意はサーバ仮想化を使用している両社の顧客に対して協調的な技術サポートを確立するものであり、これらの合意に含まれる活動はIPの共有を必要とせず、特許権やオープンソースのライセンス権が一切含まれていないほか、業界標準の認定/検証テスト料金の他には財務条項を含んでいないとのこと。なお、この相互認定およびサポート合意に含まれる両社のサーバ仮想化ソリューションの検証は現在進行中であり、最初の結果が出るのは今年後半の予定となっている。
《荻野ケイ》
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