【シリーズ・テレビ新時代】デジタルコンテンツをみんなで楽しもう!3波デジタル対応「LinkTheater LT-H90DTV」導入記(Vol.2) | RBB TODAY
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【シリーズ・テレビ新時代】デジタルコンテンツをみんなで楽しもう!3波デジタル対応「LinkTheater LT-H90DTV」導入記(Vol.2)

IT・デジタル テレビ
LinkTheater LT-H90DTV
  • LinkTheater LT-H90DTV
  • リビングのテレビにつないでビデオ・写真・音楽を楽しもう
  • LT-H90DTVのトップメニュー。右端に各種設定を行う「設定」があり、左端に共有コンテンツを楽しめる「Link Theater」がある
  • ネットワークの設定画面。接続設定で「自動設定(DHCP)」を選べば自動で設定してくれる
  • LAN端子用無線子機「WLI-TX4-AG300N」
  • 無線LANルータ「WZR-AGL300NH」
  • 前回はアナログAVケーブルでテレビと接続
  • 今回はデジタル映像・音声・制御信号を劣化させずにやりとりできるHDMIケーブルを使用。ケーブル1本で済むので接続も簡単
 前回は、地上デジタル放送がまだ見られないアナログテレビユーザー向けに、地デジ視聴と録画機能をメインに紹介したバッファローの3波対応地デジチューナー搭載ビデオプレーヤー「LinkTheater LT-H90DTV」。今回は、すでに地デジチューナー搭載テレビを購入しているユーザー向けに、地デジチューナー以外の特徴的機能であるネットワークを利用した共有コンテンツの再生機能にフューチャーして紹介していきたい。

 じつのところ、LT-H90DTVの最大の特徴は“地デジチューナー搭載”よりも、PCやNASとネットワーク接続して行うコンテンツ共有にある。つまり、自室のデスクトップPCや手持ちのノートPC、ホームサーバーなどに保存されたビデオ・写真・音楽をリビングの大画面テレビで楽しむというものだ。

 LT-H90DTVは、背面のインターフェースに10BASE-T/100-BASE-TXの有線LAN端子×1を装備。ネットワーク設定は、トップメニューの「設定」から「ネットワーク設定」を選択し、「自動設定(DHCP)」を選べば自動で設定してくれる。ネットワークで共有している機器の認識は、PC側のドライブやフォルダのネットワーク共有設定を行うだけでLT-H90DTVが自動を認識してくれる。あとは、PCやHDDに保存してある動画や写真ファイルを選ぶだけで、テレビに映し出せるようになる。

 また今回は、有線接続ではケーブル配線に手間がかかる2階建てや離れた部屋での使用も想定し、同社製のLAN端子用無線子機「WLI-TX4-AG300N」を使用してネットワークを無線化してみた。WLI-TX4-AG300Nは、テレビやHDDレコーダーなど家電製品の有線LANポートに接続することでIEEE802.11a/b/g/n Draft 2.0対応の無線通信が行えるようになる無線子機。無線LAN設定をワンボタンで簡単に行える“AOSS”に対応。同方法に対応する無線LANルータ「WZR-AGL300NH」と一緒に使用したので、面倒な設定をすることなく、ルータと子機の“AOSS”ボタンを押すだけで簡単に無線環境を利用できた。

 さて、映像を見る前にひとつ確認したいのが機器の接続方法。前回は赤・白・黄色のアナログAVケーブルを使用して自宅にある15年モノのアナログテレビと接続したが、今回使用しているのは友人宅の37型液晶テレビ。最近の30型以上のテレビならケーブル1本でデジタル映像・音声・制御信号を劣化させずにやりとりできるHDMI端子搭載がほぼ当たり前になっている。LT-H90DTVもインターフェースにはHDMIを装備しているので、今回はHDMI端子を使って接続しデジタル映像をしっかりと高画質で楽しんでみた。

 それではいよいよ本題。テレビでデジタルコンテンツを楽しんでみよう。まずトップメニューから「Link Theater」を選択し、共有コンテンツを選択できる「Home Screen」ページに切り替える。「Home Screen」ページでは、LAN接続のネットワークを利用して共有コンテンツを選べる「ネットワーク共有フォルダー」に加え、本体のUSB端子に接続した機器のデータを選べる「USB Drive」などが選択可能。あとはここからPCやNAS、USBフラッシュメモリなどの接続機器を選び、その中から自分が見たい映像や画像を選んで再生するだけ。操作は、前回の録画番組の再生時と同じようにすべてリモコンで行える。

 今回は、ビデオカメラで撮影したAVCHD規格のHD映像(8分で約1GBのM2TSファイル)を、ワンフロアのマンションで6m程度離れた寝室のデスクトップPCからリビングのテレビに出力。通信はIEEE802.11n Draft 2.0の無線LANを利用した。映像のコマ落ちや画面の乱れなどのストレスもなくスムーズに映し出された。ブラウン管からの進歩以上に、HD映像の高画質とネットワークの快適さに感心してしまったのであった。

 ちなみに使っていて少し気になったのは、トップページと「Home Screen」ページへ切り替えに多少の時間がかかったこと。チューナーからコンテンツを使用するための内部システム切り替えだとは思うが、待たされるのがこの切り替え時間だけなので、今後のバージョンアップでの修正に期待したいところだ。

 なお、認識できるファイル形式は、動画がMPG/MPEG/VOB/MP4/WMV/ASF/M2T/M2TS/MTS/MOV/3GP/3G2/ISO/MKV、音楽はWAV/MP3/WMA/M4A、静止画はJPG/JPEG/BMP/PNG/GIF。そのほか、LT-H90DTVにUSB接続したビデオカメラやデジタルカメラのデータをUSB接続の外付けHDDにコピーしたり、写真のスライドショーを行いながらの音楽同時再生なども行える。

 PCだけで完結していたコンテンツを、いろいろな形で楽しめるのはLT-H90DTVの強みだ。デジタル機器とデジタルコンテンツが増えることで、それを楽しむスタイルは多様化している。撮りためた動画や写真をPCだけで楽しむのではなく、簡単にリビングのテレビに映し出すことで、家族みんなで見かえしたりホームパーティで友人と一緒に楽しんでみてはどうだろうか。
《近藤》
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