ピクシブ、非営利の二次利用に向けて「pixivコモンズ」を発表——ニコニ・コモンズにも対応 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ピクシブ、非営利の二次利用に向けて「pixivコモンズ」を発表——ニコニ・コモンズにも対応

ブロードバンド その他
 18日、ピクシブは投稿されたイラストに関する転載や二次利用、派生著作物に関するルールである「pixivコモンズ」を発表した。pixivコモンズは非営利目的の利用に関して適用される許諾範囲を示すものだ。

 pixiviコモンズを投稿イラストに設定することで、第三者によるイラスト単位での転載や二次創作(派生著作物)などの扱いを表明できるようになる。サイトへの実装は12月になる見込みだ。これによって、YouTubeやニコニコ動画への利用、Tシャツやグッズ作成、ブログやサイトへの転載を広げ、ユーザーの作品やサイトの利用を活性化させる狙いがある。ただし、この場合でも非営利目的での利用が前提となるので、商品化その他は作者ごとの個別対応が必要だ。

 pixivコモンズでは、「二次創作許可」「二次利用許可」「転載許可」の3つのレベルと、これらの可否の組み合わせで7つパターンが設定できる(すべて不可とする設定はないが、「詳細設定」の「特記事項」でそのような主張は不可能ではない)。「二次創作許可」は、例えば別イラストの作成、動画、文章、フィギュア制作などを許可するかどうかの設定になる。pixivユーザーには、「描いてもいいのよ」タグに相当する。「二次利用許可」は、YouTubeやニコニコ動画へのアップやTシャツへのプリントなどが可能となる。pixivのタグでは「塗ってもいいのよ」に相当する。「転載許可」は、作品の紹介目的でのサイトやブログへの転載を許可する。ただし改変は禁止となる。これらの組み合わせ設定以外に、個別に禁止や許可を与えたい場合は、「詳細設定」として注釈を追加することができる。たとえば、R18指定のコンテンツの転載や利用を禁止したいとか作者指名表示の要不要などだ。

 二次創作した作品のpixivコモンズの設定は継承されるが、オリジナルのpixivコモンズの設定は変更可能なため、二次創作者はそれを認識した上で改変や二次創作を行う必要がある。
《中尾真二》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top