NEC、3Dメガネなしで3D表示が可能な12.1型SVGAカラー液晶ディスプレイモジュール | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NEC、3Dメガネなしで3D表示が可能な12.1型SVGAカラー液晶ディスプレイモジュール

エンタープライズ モバイルBIZ
開発した高精細3D液晶ディスプレイの画素配列
  • 開発した高精細3D液晶ディスプレイの画素配列
 NEC液晶テクノロジーは15日、裸眼立体視に対応した12.1型SVGA(800×600ドット)アモルファスシリコンTFTカラー液晶ディスプレイモジュールを発表した。

 同モジュールは、2004年8月にNEC中央研究所が開発した「HDDP方式を採用した2.5型3D液晶ディスプレイモジュール」をベースに、NEC液晶テクノロジーが3D画質のさらなる高品位化を目指して研究・開発を進め、実現したもの。

 同社独自の3D表示用画素配列、HDDP(Horizontally Double-Density Pixels)方式と光学素子を組み合わせることで、3D専用メガネを用いることなく高精細な3D表示を可能としている。具体的には、RGBのサブピクセルを横ストライプ状に配置し、水平方向の画素を倍密度化するHDDP方式の採用により、一般的な縦ストライプ配列を持つ従来方式の3D液晶ディスプレイに比べ、水平方向の精細度を2倍に高め、倍密度で水平方向に並んだ画素に対して、右眼用のデータと左眼用のデータを水平方向に1画素ずつ交互に表示すれば3D表示が、隣り合った2画素に同じデータを表示すれば2D表示ができる。3D表示と2D表示を同じ解像度で実現できるため、同一画面上での3D・2Dの混在表示時や3D画面と2D画面の切り替え時でも違和感がない表示が可能だ。
《富永ジュン》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top