アジレント、MIMOレシーバ・テスタとハンドヘルドRFアナライザの新製品発表 | RBB TODAY
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アジレント、MIMOレシーバ・テスタとハンドヘルドRFアナライザの新製品発表

エンタープライズ その他
「Agilent N5106A PXBシリーズ MIMOレシーバ・テスタ」
  • 「Agilent N5106A PXBシリーズ MIMOレシーバ・テスタ」
  • 「Agilent N5106A PXBシリーズ MIMOレシーバ・テスタ」
  • 「Agilent FieldFoxハンドヘルドRFアナライザ」
  • 「Agilent FieldFoxハンドヘルドRFアナライザ」
 アジレント・テクノロジーは2日、MIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)受信機の開発初期段階用途向け測定器「Agilent N5106A PXBシリーズ MIMOレシーバ・テスタ」、携帯電話や無線LAN等の無線ネットワークの設置・保守向けの統合型ハンドヘルドRF(高周波)測定器「Agilent N9912A FieldFoxハンドヘルドRFアナライザ」の2製品を発表、販売を開始した。

 「Agilent N5106A PXBシリーズ MIMOレシーバ・テスタ」は、3GPP LTEやWiMAX、今後登場する新たな無線規格などに用いられるMIMO受信機の開発エンジニアに向けた新ジャンルの商品とのことで、36ビット、200MSa/s(メガサンプル/秒)という高速信号処理能力と4GBの  大容量メモリを有するDSPブロックを最大12個搭載可能なハードウェアを採  用すると同時に、フェージング技術をファームウェアに搭載した商品となっている。これにより、160MHzのフェージング帯域幅(従来は30MHz程度)、最大24までのマルチパス(従来は10パス程度)、最大4チャネルのマルチチャネル・フェージングを実現、現在の無線規格だけでなく、次世代無線の研究にまで対応可能となっている。チャネル・エミュレーション機能を有し、120MHz帯域幅で2x2、2x4、4x2のアンテナ構成のMIMOに対応する。MIMOに関するカスタム設定(チャネル・モデル、アンテナパターン、相関マトリックスなど)にも対応する。参考販売価格は個別見積もりで、出荷は2008年11月より。
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 「Agilent FieldFoxハンドヘルドRFアナライザ」は、2MHz〜4/6GHzのケーブルおよびアンテナ測定用のベクトル・ネットワーク解析機能、100kHz(キロヘルツ)から4/6GHzの妨害信号識別用のスペクトラム解析機能、基地局の送信パワー測定用のパワーメータ機能(別売のUSBパワーセンサが必要)を統合したハンドヘルドRF測定器となる。基地局設置・保守向けRF測定器としては、業界で初めて、内蔵電子校正モジュールによりテストポート端での校正を外部アクセサリなしで行うことが可能となっている。そのほかオプションのQuickCal機能を利用すれば、現場に校正キットを持ち運ばずに正確で再現性の高いケーブルおよびアンテナ測定が可能となる。外装面では軽量(2.9kg)で、半透過型ディスプレイ、バックライトキー、外部インタフェースを採用するほか、耐水の筐体を採用し幅広い環境での利用が可能となっている。参考販売価格は税込1,696,917円〜(本体のほか、4GHzケーブル・アンテナテスト、内蔵QuickCal、パワーメータ機能、スペクトラムアナライザ機能の各オプションを含む)。出荷は10月2日より。
《冨岡晶》
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