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アジレント、「Agilent PNA-X非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザ」を発売

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「Agilent PNA-X非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザ」
  • 「Agilent PNA-X非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザ」
 アジレント・テクノロジーは17日、同社のマイクロ波ネットワーク・アナライザ「Agilent PNA-X」向けに、10MHz〜26.5GHzのRF非線形ネットワーク解析において新たな業界標準となる測定手法、非線形ベクトルネットワーク解析機能(NVNA)ができるネットワーク・アナライザ「Agilent PNA-X非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザ」を発表した。価格は455万2,878円から。販売・出荷は即日開始される。

 Agilent NVNAソフトウェアは、4ポートのPNA-Xに最小限のハードウェアを追加するだけで、高性能非線形アナライザとして利用できるソフトウェア。非線形部品の特性評価においては、Xパラメータと呼ぶ非線形向けの新たなパラメータの採用や、非線形パルスエンベロープ・ドメイン機能を実装し、受動RF部品の研究者や研究開発エンジニアに最適な製品となっている。

 今回提供される非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザは、標準的な「Agilent PNA-Xシリーズ マイクロ波ネットワーク・アナライザ」上で動作するため、PNA-Xで提供される機能や特長をそのまま利用できる。また、非線形測定を行う非線形・ベクトル・ネットワーク・アナライザモードへの切り替えも簡単なほか、10MHzから26.5GHzまでの校正された振幅と周波数間の位相関係が測定できる。さらに、非線形におけるパラメータを測定する「Xパラメータ」機能も提供される。Xパラメータは、線形における分散パラメータを非線形の領域にも拡張したもので、測定データをもとに、非線形デバイスやそのふるまいを正確に描写できる。また、同社のEDAソフトウェア「Agilent アドバンスト・デザイン・システム(ADS)」で利用可能で、非線形の部品、モジュール、システムの設計やシミュレーションを正確に行える。このほか、高調波パルスエンベロープを表示することで、デバイスのメモリ効果を詳しく把握するのに効果的な非線形パルスエンベロープ・ドメイン測定機能も提供される。
《富永ジュン》
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