アンパンマンデジタルLLP設立——フレーベル館、日テレ他が共同出資 | RBB TODAY
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アンパンマンデジタルLLP設立——フレーベル館、日テレ他が共同出資

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 11日、フレーベル館、トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網の3社は、「それいけ! アンパンマン」のデジタルコンテンツの管理と提供のために有限責任事業組合(LLP)の設立に合意したと発表した。

 3社の発表によれば、やなせたかし氏原作のアニメシリーズは、放送、映画、出版物、グッズと多岐にわたる商品開発とサービス提供を通じてブランドを確立しているが、今後はモバイルやインターネットでのニーズの高まりに対応するため、モバイルコンテンツ、動画配信、ゲームその他のデジタル事業分野での展開を図ることを目的に「アンパンマンデジタルLLP」を設立したという。LLP設立により、デジタル分野での企画立案、運営までを一元的に管理・推進することで市場創造とブランドの維持につなげることが期待されている。

 6月23日には、NTTドコモの公式サイト、26日にはKDDI、7月1日にはソフトバンクモバイルとそれぞれのサイトのリニューアルを予定しており、7月1日には「それいけ! アンパンマン」のポータルサイトも立ち上げるという。

 当面は、LLPの形で存続期間を2012年末までとして事業を進めていくが、展開をみながら事業主体についても検討をしていく予定だ。出資金は3社が各1億円ずつ出資することになっている。

 ネット上では違法コピーや無許諾のコンテンツなどがコンテンツビジネスの負の側面として取り上げられることが多いが、コンテンツホルダー側もネットに出さないではなく、積極的にビジネス展開することでブランドの維持やビジネスモデルの創出を考えることが求められている。今後、コンテンツホルダーが、LLPや合弁会社といった形でデジタル分野での垂直統合型の事業展開を活性化してくるかもしれない。
《中尾真二》
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