マカフィーは10日、アクセスや検索が危険なWebドメインを発表した。 同社が同日発表したレポート「悪質なウェブサイトの世界地図:再考」によると、昨年から28ポイント順位を上げた香港(.hk)ドメインが、WebサーフィンやWeb検索をする上でもっとも危険な場所とのことだ。「.hk」ドメインで終わるWebサイトの19.2%がWebユーザにセキュリティ上の脅威をもたらすとされている。2位は中国(.cn)で11%を超えている。一方、、フィンランド(.fi)は0.05%ともっとも安全なドメインになり、日本(.jp)がこれに続いた。 もっとも危険性が高いジェネリックドメインは、セキュリティ上の脅威をもたらすサイトが全体の11.8%を占めた.infoで、2007年のレポート発表時よりもさらに危険性が高まっている。なお、.infoドメインは全体でも3番目に危険と判定されている。もっとも安全なジェネリックドメインは、政府系Webサイト(.gov)だった。なお、もっとも数が多い.comドメインの危険性については、全体で9位とされている。危険な国別ドメイン 2008年ランキング 2007年ランキング (危険度順)香港(.hk) 1 28 中国(.cn) 2 11 フィリピン(.ph) 4 19 ルーマニア(.ro) 5 4 ロシア(.ru) 8 7フィンランド(.fi) 74 70日本(.jp) 72 57ノルウェー(.no) 71 68スロベニア(.si) 70 62コロンビア(.co) 69 64 Webアクセスによってスパイウェア、アドウェア、ウイルスなどの不審なソフトウェアがダウンロードされる可能性は、2007年と比較して41.5%上昇したほか、着信音やスクリーンセーバーなどのダウンロードを提供しているサイト中、ウイルス、スパイウェア、アドウェアが仕込まれたサイトは、昨年の3.3%から4.7%に上昇した。また、フィリピン(.ph)の危険性は270%、スペイン(.es)の危険性は91%上昇している。