シスコ、モビリティサービスエンジンのソフトウェアソリューション4製品を発表 | RBB TODAY
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シスコ、モビリティサービスエンジンのソフトウェアソリューション4製品を発表

エンタープライズ その他
Cisco 3300シリーズ モビリティ サービス エンジン(MSE)
  • Cisco 3300シリーズ モビリティ サービス エンジン(MSE)
 シスコシステムズは29日、ビジネスモビリティアーキテクチャ「Cisco Motion」を発表した。

 Cisco Motionは、アプライアンスベースのプラットフォーム「Cisco 3300シリーズモビリティサービスエンジン」をベースとしたもので、有線・無線ネットワークで各種モビリティサービスを統合・サポートするためのオープンAPIを提供する。今回の発表では、モビリティサービスエンジンのソフトウェア製品の第1弾として、「Cisco Context-Aware Software」、「Cisco Adaptive Wireless Intrusion Prevention System(wIPS)」、「Cisco Secure Client Manager」、および「Cisco Mobile Intelligent Roaming」の4製品がリリースされる。

 Cisco Context-Aware Softwareは、Cisco Unified Wireless Network上にあるセンサーや携帯デバイス、RFIDタグなどからコンテクスト情報を収集することにより、基本的なロケーション追跡にとどまらず、場所や気温、在庫の有無、使用されるアプリケーションなど、資産に関する詳細な情報の収集を可能とするもの。より高度な受信信号強度(RSSI)や到着時間差(TDOA)をサポートしているため、屋内外や厳しいRF環境でも、ロケーションをより正確に把握できるのが特徴だ。2008年7月にリリース予定だ。

 Cisco Mobile Intelligent Roamingは、可用性やリアルタイムのネットワーク情報、ユーザのロケーション情報などをもとに、デュアルモードの携帯デバイスをWi-Fiネットワークと移動体通信ネットワーク間でシームレスにハンドオフできるもの。2008年第4四半期に発売される予定だ。

 Cisco Adaptive Wireless IPSは、オーバーレイソリューションと統合型ソリューションを組み合わせた侵入防御システム。ワイヤレスの脅威の検出、緩和、脆弱性スキャン、パフォーマンス監視などの機能を持つほか、不正なアクセスポイントやクライアント、ワイヤレスのハッキング、デイゼロ脅威などを防ぐ。また、RFスペクトル分析機能を使用すれば、セルフヒーリングによる保護が可能だ。さらに、プロアクティブな防御機能としては、脆弱性自動分析、管理フレーム保護、インフラストラクチャ認証などの機能が用意されている。2008年第4四半期に発売される予定だ。

 Cisco Secure Client Managerは、有線、Wi-Fi、移動体通信、その他のワイヤレス ネットワーク上にあるさまざまな携帯デバイスを「Cisco Secure Services Client 802.1X」ソリューションを使ってプロビジョニングする際に、中央で集中的に管理・保護できるようにするもの。モビリティサービスエンジンのオープンAPIにより、サードパーティ製のデバイス管理ソフトウェアやソリューションとの統合も可能だ。2009年第1四半期にリリースされる予定だ。
《富永ジュン》
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