NEC、TFT液晶ディスプレイの表示画面形状の自由度を高める技術を開発、ハート型の試作機を製作 | RBB TODAY

NEC、TFT液晶ディスプレイの表示画面形状の自由度を高める技術を開発、ハート型の試作機を製作

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「ハート型」低温ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレイ
  • 「ハート型」低温ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレイ
 NEC液晶テクノロジーは19日、より自由度の高いTFT液晶ディスプレイモジュールの表示画面形状を実現する技術を開発し、凹角を含んだ液晶ディスプレイ試作機の製作に世界で初めて成功した。

 発表によると、試作機は2つの円弧と2つの直線によって構成される「ハート型」形状の低温ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレイモジュールで、画面表示部は幅4.0cm、高さ3.6cm、画素ピッチは174ミクロン(146ピクセル/インチ)となっている。今回開発された技術は、ディスプレイの各画素に信号を送り届けるゲート線とデータ線の配線が最もシンプルなものとなるよう、画素および駆動回路の配置を表示画面の形状に応じて最適化するもので、表示画面が矩形(長方形)以外の形状となる場合でもゲート側回路とデータ側回路の重なりを最小にできるというもの。同技術により、表示画面形状の制約を少なくし、複数の曲線や凹角を含んだ複雑な形状のディスプレイが実現できる。

 また、同社独自の高付加価値化技術「VIT(Value Integrated TFT)」技術と組み合わせて駆動回路を画面表示部に沿ってガラス基板上に形成することにより、ガラス基板周辺部の配線数、および外部回路との接続線数が大幅に削減されるため、約2mmの狭額縁化が可能で外形をコンパクトにできる。
《富永ジュン》

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