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電通2008年3月期決算、減収増益

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電通2008年3月期連結決算発表
  • 電通2008年3月期連結決算発表
 電通は、13日、2008年3月期の連結決算報告を行った。売上高で前期比1.7%減の2兆575億5,400万円、経常利益で同2.9%減の679億9,300万円、当期純利益で同18.1%の362億4,600万円となっている。

 電通では、売上の減少については、前期の決算に貢献していた2006年のFIFAワールドカップの反動と分析している。連結売上の減少部分をみると、大都市部以外の地方の不況の影響か、子会社である地域電通5社の売上減(前期比1.5%減)が大きく、好調な北京電通(同28.2%増)、インターネット広告を扱うCCi(同6%増)などの売上増でもまかないきれなかった。

 単体の広告業務区分の売上をみると、新聞、雑誌、ラジオ、テレビは軒並み前期比減となっており、ここでもインターネット広告や屋外広告などの10%台の伸びしても、構成比率で6割を占める既存広告の落ち込みを支えることはできなかった。

 なお、屋外広告は電車・バスの内外装をはじめスタジアムや巨大商業施設などここ数年拡大している広告市場だ。単純な看板だけでなく、モバイル通信やインターネットなどを利用した巨大スクリーン、メッセージボードなどIT技術により応用が広がっている分野といえる。
《中尾真二》
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