日本電気は29日、複数の電子マネーによる決済を実現し、搭載する電子マネーをオンラインで自由に選択できる「マルチサービスリーダライタ・システム」において、従来から対応しているEdy、Suica、iD、QUICPay、Smartplus、Visa Touchの6種類にくわえ、あらたに「nanaco」と「WAON」に対応すると発表した。 マルチサービスリーダライタ・システムは、コンビニやスーパー、自動販売機などに設置されるマルチサービスリーダライタ(端末)と電子マネー事業者を結ぶセンターから構成される。センターから様々な電子決済アプリケーションをオンラインでダウンロードすることで、取り扱う電子マネーを自由に選択し、リーダライタに搭載できるというもの。 同社では、今後は地域限定で流通している地域マネーなども含めた各種電子マネーに積極的に対応していくとしている。また、今後3年間で30万台のマルチサービスリーダライタの展開を目指している。