ウィルコム2008年春モデル発表——Operaブラウザ、デコラティブメール、中国でも使えるPIMカードなど | RBB TODAY

ウィルコム2008年春モデル発表——Operaブラウザ、デコラティブメール、中国でも使えるPIMカードなど

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今回発表された端末
  • 今回発表された端末
  • HONEY BEEを紹介する喜久川社長
  • ユーザーからのお祝いメッセージ
  • HONEY BEEのラインナップ
  • HONEY BEEのラインナップ
  • デコラティブメールのイメージ
  • HONEY BEEのイメージキャラクターはミツバチ。メインメニューやデコラティブメールに登場する
  • WX330K
 ウィルコムは21日、都内にてPHS端末の2008年春モデルを発表。また、新サービスとしてhtml形式のメール「デコラティブメール」、中国国内でPHS端末を利用できる「中国国内でも使えるプリペイドPIMカード」について、2月下旬から対応を開始すると発表した。

 株式会社ウィルコム代表取締役社長の喜久川政樹氏はまず、昨年12月21日に同社が総務省から次世代無線通信の認可を受けたことについて「総務省および審査に携わった先生方に敬意を表したい。また、ウィルコムを愛用してくださったお客様、見守ってくだったメディアの皆様にも感謝します」と続け、次世代PHSへの抱負を述べた。スクリーンにはウィルコムユーザーが作成したお祝いのケーキやメッセージの写真を集めたポスターが映し出された。このポスターは現在もウィルコムの社内で飾られているという。

 喜久川氏は新機種の説明に戻り、「今回は音声通話、メールによる機能とサービスにこだわった」と語り、「"いつもそばにいる感じ"、をキーワードに、コミュニケーションを楽しくしてユーザーを応援していきたい」とコンセプトを説明した。


■WX331K <HONEY BEE> (京セラ製)

 持っているだけで楽しくなるデザイン、と紹介されたストレートタイプのPHS端末。2月下旬発売予定。価格はオープンプライス。ウィルコムの音声端末でもっとも薄い9.9ミリを実現し、ピンク、ブルー、ブラック、イエロー、ホワイトの5色をラインアップ。HTML形式のデコラティブメールにPHSで初めて対応した。写真や画像を好きなところに配置でき、背景色も変更可能。装飾文字も自由にアレンジできる。プリセットのテンプレートは10種類を内蔵。京セラのユーザー向けサイトでもテンプレートが配信される。なお、発売日から4月末日までテンプレートの無料配布が行われるほか、オリジナルiPod nanoが蜂(8)にちなんで88名にプレゼントされるキャンペーンを実施する。

 このほか、赤外線通信(IrDA)機能を搭載し、OperaブラウザVer.7.2EXに対応する。

■WX330K(京セラ製)

 大人向けのデザインでありながらデコラティブメールも使える高速通信(W-OAM)対応モデル。3月上旬発売予定。価格はオープンプライス。カラーはオニキスブラック、パールホワイト、トルマリンピンクの3色。薄さ15.6ミリの開閉タイプで細部にまで上質感にこだわった。メインディスプレイは2.4インチ、カメラは1.3メガピクセル。高速通信規格IrSimpleに対応する赤外線通信機能を搭載。最大2GBまでのmicroSDカードを装着できる。OperaブラウザVer.7.2EXを搭載。

■WX130S <X PLATE(テンプレート)> (セイコーインスツル製)

 幅47.3ミリ×高さ110ミリ×薄さ11.5ミリ。ウィルコムの高速PHS通信規格「W-OAM」対応端末で最小、最軽量を実現した。2月下旬発売予定。価格はオープンプライス。台湾やタイでの国際ローミングに対応しているほか、PIMカードスロットに中国内で使用できるプリペイドPIMカードを装着することで、中国国内のPHS端末としても利用できる。中国ではプリペイドPIMカードを日本円換算で800円〜1600円で購入できる。通信料は市内通話が1分間あたり3.2円。中国内通話が1分間あたり11.2円(日中)、日本への通話が1分間あたり128円(日中)。着信は無料となっており、日本の携帯電話会社によるローミングサービスと比較してかなり安い。POP3通信にも対応し、現在使用中のメールアカウントをふたつまで設定できる。

 ウィルコムではビジネスで中国と縁の深いユーザーをターゲットとしていると説明した。対中国は輸出ビジネスや北京オリンピックの開催などで日本人の渡航が増えることが予想されており、中国とのコミュニケーションで先手を打った格好だ。液晶サイズは1.8インチ、赤外線通信機能を搭載する。

■WS009KE <9+ (ナインプラス)> (ケーイーエス製)

 2006年12月に発売され、2007年にグッドデザイン賞、2008年にはドイツ・ハノーバー工業デザイン協会のiFデザイン賞を受賞したロングライフモデルがマイナーチェンジし、赤外線通信機能に対応した。カラーはフレンチブラック、ブリティッシュブルー、ポーラホワイトの3種類。発売日はフレンチブラックが1月下旬、ポーラホワイトが2月中旬、ブリティッシュブルーが2月下旬を予定。価格はオープンプライス。

 13ヵ月に渡って支持されたデザインは変更せず、ユーザーの希望が多かったLEDサインを前面にも搭載した。ウィルコムの高速PHS通信規格「W-OAM」に対応し、他社携帯電話の絵文字も送受信できる。著作権が保護されたDRMコンテンツに対応している。

■WX321J-Z (日本無線製)

 企業の内線網交換器(PBX)と連携するW-VPNに対応するビジネスPHS端末。発売は2月下旬を予定。価格はオープンプライス。オフィスではオフィス電話の子機として利用できるほか、W-OAMに対応。携帯端末自体に内線番号が割り当てられるため、日本全国どこに居ても企業からの内線呼び出して着信できる。発信先制限機能、EメールやWeb接続、USB接続を管理者がロックする機能、指紋センサーを搭載しており、情報セキュリティ、個人情報保護、コンプライアンス遵守の面に配慮している。

■WS014IN (ネットインデックス製)

 W-SIMに対応するデータカード端末。PC Card TypeIIに準拠している。W-OAMに対応し最大204kbpsのデータ通信が可能。W-SIMに対応した音声端末、nico+/9/W-ZERO3とW-SIMを共用できる。W-SIMはデータカード端末に完全に収納でき、そのままの状態でも通信が可能。さらにW-SIMスロット部分を引き出すとより高感度で送受信できる。

■2台目需要を確実に取り、いつかメインにしてもらいたい

 携帯電話で話題のワンセグや高画質カメラなどの機能は考えなかったのかという記者の質問に対し、喜久川氏は「やらない方針ではない、いずれはやりたい。ただし、現在のウィルコムユーザーの傾向は2台目需要だ。おそらく1台目の携帯電話で(単体でのエンターテイメント機能などは)搭載されているだろう。今回は(携帯端末の)基本でもあるコミュニケーションに特化した製品だ。ウィルコムの特長である通話やメールの安さをアピールし、いずれはこちらがメイン端末になる、という展開を期待したい」と語った。喜久川氏は新端末の紹介に先立ち、「定額プランの通話無料は認知されているが、メール送受信が無料になることが意外と知られていない」と、実際に他社の通信料金を比較して説明しており、料金の安さがユーザーに訴求できると自信を見せた。
《杉山淳一》

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