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シンビアン、ARMの対称型マルチプロセッシングに対応〜協業して携帯電話に対応

エンタープライズ モバイルBIZ
 英シンビアンは米国時間3日に、Symbian OSによってARMの対称型マルチプロセッサ(SMP)アーキテクチャをサポートすると発表した。

 多くの電力を消費する高機能マルチメディアアプリケーションの実行時にだけ、複数のCPUコアにアクセスし、使用しないときは不必要なコアの電源を切ることによりバッテリー寿命を向上させる「オンデマンドのパフォーマンス」に対応することで、コンバージェンス(融合)携帯端末を構成するSMP CPUの電力効率の改善を目指す。

 またSMPの利点をフルに活かすため、Symbian OSのカーネルおよびデバイスドライバでマルチプロセッサをサポートするほか、Symbian OS全体を対象としたエンハンスメント、Symbian OS開発ツールの拡張、Cortex-A9を使用したハードウェア上および機種上でのSymbian OSの動作検証なども段階的に推し進めていく予定。

 シンビアンとARMは従来より協業してきたが、次世代Cortex-A9 MPCoreマルチコアプロセッサを使用したCPUをSymbian OSでサポートするために、今後さらに緊密な協力体制を作っていくこととなる。シンビアンは、すでにSMP技術を顧客に提供し始めており、Cortex-A9 MPCoreプロセッサを使用したSymbian OS搭載スマートフォンは、2010年に発売される見込み。
《冨岡晶》
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