海賊版販売で1,500万円を売り上げた男性が逮捕 | RBB TODAY
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海賊版販売で1,500万円を売り上げた男性が逮捕

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 北海道警生活経済課、生活安全特別捜査隊と札幌北署は30日、インターネットオークションサイト「ヤフーオークション」を悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた千葉県白井市の会社役員男性(40歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が同内容を公表した。

 男性は、2006年12月中旬、アドビ システムズが著作権を有する「Adobe Creative Suite 2 Premium 日本語版」を無断で複製したCD-R8枚を、札幌市の男性他1人に対し郵送にて2,800円で販売したほか、オートデスクが著作権を有する「AutoCAD 2007」を無断で複製したCD-R1枚を、愛媛県の男性に対し郵送にて2,800円で販売していた。

 男性はヤフーオークションを通じて商品を落札した顧客に対し、海賊版ソフトの商品リストをメールで送信していた。購入希望者は男性とのメールのやりとりを通じ、海賊版の注文を行っていた。また、男性はヤフーオークションで複数のIDを利用し、海賊版出品を繰り返していた。

 警察の調べによると、男性は逮捕されるまでの約3年間で、少なくとも1,500万円を売り上げており、海賊版を購入した一般の方から相談を受けた札幌北署の署員が、ACCSを通じて、著作権者の2社に連絡したことで今回の逮捕につながった。逮捕に先立ち、5月29日に行われた男性宅などの家宅捜索では、パソコン、ハードディスクなどが押収された。家宅捜索時、男性は中国に出張していたため、帰国した30日、東京税関成田税関支署内で逮捕された。

 この事件の進捗については、今回の告訴会社の2社が加盟するビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)も注目してきており、BSAでは今回の事案を分析するとともに、その結果を各国の著作権普及啓発活動の参考にしていく予定とのこと。
《冨岡晶》
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