シャープは15日、同社のICカード用ICモジュールが米国連邦標準のセキュリティ評価規格「FIPS 140-2(Federal Information Processing Standars Publication 140-2)」レベル2の認証を取得したと発表した。 同社のICカード用ICモジュールは、1Mバイト容量のフラッシュメモリと独自の暗号実装技術が搭載されている。ICカード用ICモジュールは、キャッシュカードやIC乗車券、電子マネーカード、運転免許証、住民基本台帳カードなど公的なカードにも利用されるため、不正アクセスやデータの漏洩・改ざんを防止する高いセキュリティが求められている。今回の認証取得は、このニーズを受けたものだ。 同社では、今後はFIPS認証が必要な米国の公的カードや高セキュリティ分野での展開をはかるとしている。