シスコ、引き続き成長率を伸ばした2007年度第3四半期業績を発表
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当四半期において同社は、Five Across社、Reactivity社、NeoPath Networks社、SpansLogic社を買収。また、米国のSNS「Tribe.net」を運営するUtah Street Networks社の一部資産の買収も行っている。さらに、オンデマンド・コラボレーション・アプリケーションを扱うWebEx Communications社の買収も決まっており、発行済み全株式の公開買い付けが開始されている。
加えて、ロシアにおいてベンチャーキャピタル構想を開始することを発表。この構想により同社は、テクノロジー関連のベンチャー企業に直接投資する機会を模索するとともに、テクノロジー業界をターゲットとする現地のベンチャー・キャピタル・チームに投資するとしている。なお、同社では手始めとしてロシアの大手eコマースサイト「Ozon」に対し投資を行ったと発表している。
新製品動向では、「Unified Communications System 6.0」「TelePresence」の機能拡張、および「IP Interoperability Collaboration System(IPICS) 2.0」のリリースが行われた。
Unified Communications System 6.0では、モバイル環境で働く社員の生産性を大幅に向上させ、中小企業にユニファイド・コミュニケーション機能を低価格で提供するための機能を導入。TelePresenceでは、複数の場所で同時にバーチャル会議を行える機能や、社内のファイアウォールを越えて外部の顧客や取引先と会議を行えるようにする機能が組み込まれた。
また、IPICS 2.0は、同一機関内または複数の機関の職員が、これまでは孤立していた無線ネットワークやIPネットワーク、非IPネットワークの枠を超えてコミュニケーションできるように設計された製品だという。
このほか、サービス統合型ルータのワイヤレス機能を強化するため、第3世代(3G)のワイヤレス通信オプションを統合し、無線LAN機能のスケーラビリティを2倍に増強したとしている。また、Linksysでは複数の電話をIPネットワークに接続し、VoIPサービスを利用できるようにする8ポートのアナログ電話アダプタを発表している。
これらの動きについて、CEO兼会長であるジョン・チェンバーズ氏は、「全社にわたって強力な遂行力を発揮することができ、引き続き前年比での成長率を伸ばすことができたことに満足しています。」とコメントしている。