KDDIは11日、トヨタ自動車のテレマティクスサービス「G-BOOK mX Pro」において、最大2.4Mbpsのモバイルデータ通信が可能な「CDMA 1X WIN」を始めとする、各種ネットワークサービスを提供すると発表した。 また、G-BOOK mX Pro向けとして、CDMA 1X WINネットワークへ適合した車載専用の通信モジュールを、トヨタ自動車、デンソー、KDDIの3社にて共同開発したとあわせて発表している。 今回提供されるネットワークサービスは、「通信モジュール＆CDMA 1X WINネットワーク」と、「OTA（Over The Air）サービス」の2つ。 今回開発された通信モジュールは、通信速度が下り・最大2.4Mbps、上り・最大144KbpsのCDMA 1X WINに対応した高速・高耐久モデルで、G-BOOK mX Proで利用される地図配信などの大容量データ処理にも適しているとしている。また、事故や急病などの際に自分の居場所をオペレーションセンターに発信するサービス「ヘルプネット」による緊急通報にも利用されるという。 一方のOTAサービスは、無線で回線の開通と廃止を行うというもの。無線経由で電話番号などのID情報の書込み・消し込みが行えるため、通信モジュールの搭載から実際の利用開始までに時間を要するユーザへ柔軟に対応できるとしている。
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