NEC、企業向けのIP電話を提供する基盤ソフト「NC7000-CS」 | RBB TODAY
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NEC、企業向けのIP電話を提供する基盤ソフト「NC7000-CS」

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「NC7000-CS」の概要
  • 「NC7000-CS」の概要
 日本電気(NEC)は4日、NGN対応ネットワークサービス提供基盤ソフト「NC7000シリーズ」の新ラインアップとして、内線電話機能や統合メッセージング機能など、通信事業者による企業向けIP電話サービス(IPセントレックスサービス)の提供を可能とするネットワークサービスソフト「NC7000-CS」の提供を開始した。価格は個別見積もり。

 NC7000-CSは、従来のVoIPネットワークへの対応に加え、NGNの特徴であるQoSやFMCを活用したサービスが提供できる製品。複数の企業に対するサービスが提供できるマルチテナント機能を有しているため、通信事業者は自社のネットワークを活用した高付加価値サービスを企業に効率よく提供できるとしている。

 NC7000-CSの主な特徴は以下のとおり。

●IPセントレックスサービスをマルチテナントで提供
代表取扱番号機能、転送機能、外線発信機能などの内線電話機能およびこれらと連携する統合メッセージング機能などのIPセントレックスサービスを提供。これにより通信事業者は企業ユーザに対しオフィス内通信インフラのアウトソーシングサービスを提供することが可能となる。またひとつのシステムで複数の企業ユーザを収容できるマルチテナント機能を有しているため、通信事業者は効率のよいシステム構築、運用が可能。

●キャリアグレードの信頼性
通信事業者向け次世代通信機器の標準仕様「AdvancedTCA」に対応。また「NC9000シリーズ」等で採用されている同社の高信頼性ミドルウェアを搭載。本ミドルウェアは、交換機の開発で培ってきたキャリアグレードの信頼性をキャリアグレードLinux(CGL)上で実現し、冗長構成、システム再開管理、ファイル管理、無中断でのファイル更新等を実現している。

●標準仕様であるSIPに準拠
インターネットの標準化団体「IETF」に準拠したSIPに対応しているため、端末間インタフェース、網間インタフェースにおいて優れた相互接続性および拡張性を実現。

●オフィスアプリケーションと連携可能なオープンAPIを提供
「NC7000-CS」の機能である呼接続制御や各種オペレーションなどをAPIとして外部に公開することにより、「UNIVERGE」ソリューションやサードパーティベンダが提供するオフィスアプリケーションと連携したさまざまなサービスが構築可能。

●NGNへのマイグレーションが可能
アプリケーションサーバ(AS)化のための機能追加を年内に予定。これによりIPセントレックスサービスをNGNのもとでアプリケーションとして提供できるため、既存のVoIPネットワークだけでなく、将来的なNGNへのマイグレーションへも対応できる。
《村上幸治》
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