ソフトバンクテレコムは13日、認証型の公衆無線LANに接続可能な電子ペーパー端末を日本で初めて開発したと発表した。 電子ペーパーとは、バックライトを使用しない反射型表示のために視野角が広く、表示した画面を無電力で保持できるために電池駆動も可能なことから商用化が期待されている情報表示デバイス。今回発表された端末は、ソフトバンクテレコム、日立製作所、および富士通が共同で開発を行ったもので、ソフトバンクテレコムの公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」のID、パスワード、端末認証手順をプログラム化して内蔵することでBBモバイルポイントのアクセスポイントに接続できるほか、常時接続ではなく定期的な接続プログラムの採用により低消費電力を実現した。さらに、電子ペーパーそのものの認証と無線LANの接続認証の2段階の端末認証を行うことでセキュリティを高めた。 ソフトバンクテレコムでは、今後も社内外でフィールド実験を実施し、新たな機能の開発やインターネットと連動したサービスの可能性を検証していくとしている。