米シマンテック、個人情報を管理のソリューション「Security 2.0 Identity Initiative」 | RBB TODAY
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米シマンテック、個人情報を管理のソリューション「Security 2.0 Identity Initiative」

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 米シマンテックは31日(現地時間)、さまざまなサービスとソフトウェアから構成される個人情報保護ソリューションとして、新たな「Identity Initiative」(アイデンティティイニシアチブ)を発表した。

 同社ではこれにより、「オンラインにある個人情報を管理し、オンライン取引の安全を確保する」という、現在、個人ユーザーが直面している重要な課題に取り組んでいくとしている。また同ソリューションは、オンライン活動のあらゆる場面において個人ユーザーを保護するという、同社の「セキュリティ 2.0」のビジョンの中核を担うものだという。

 同日「テクノロジーコンファレンスDEMO 07」において行われたデモでは、システムと個人ユーザーをつなぐシンプルな単一のインターフェースによる「Norton Identity Client」の紹介が行われたという。

 Norton Identity Clientは、オンラインで行う身分証明(オンラインクレデンシャル)を個人ユーザーに提供するとともに、アクセスを保護することによってインターネット上のどこでも安全に取引できるようにするというもの。オンラインアイデンティティクレデンシャルは、実社会におけるパスポートや運転免許証のような役割を果たすが、必要に応じて内容を更新できる点と、オンライン上のあらゆる場所で使える点が異なると同社では紹介している。

 また、同ソリューションでは消費者の重要なニーズを満たすだけでなく、企業の抱える深刻な課題にもこたえられるとしている。同社によると、現在インターネットユーザーの53%が個人情報の盗難を恐れてWebサイトに個人情報を入力しないようにしているほか、オンライン決済をやめてしまったユーザーも14%に達しているという。これについて、「個人情報と取引の安全をさらに強化することは、企業からの顧客離れを防ぐとともに、詐欺行為のリスク軽減のためにも重要」だと同社ではしている。

 また同社は、「銀行、ブローカー業、Eコマースを利用する個人ユーザーがオンラインでの認証が行えれば、2006年から2010年までの間に累積で11億ドルの市場拡大が期待できると予測されている」といった情報も併せて発表している。
《村上幸治》
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