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Vistaへの移行支援を実現するツール「Symantec Ghost Solution Suite 2.0」

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プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの藤盛 秀憲氏
  • プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの藤盛 秀憲氏
  • 2.0の新機能。Windows Vistaと64ビット環境への対応が主なところ
  • Windows Vistaへの以降で考慮すべき事実。時間とコストが膨大にかかることが予測される
  • 価格と出荷日
 シマンテックは18日、企業向けのイメージング/イメージ展開ソリューションの最新バージョンである「Symantec Ghost Solution Suite 2.0」を発表した。

 個人向けに提供されている「Norton Ghost」シリーズに、管理機能など企業向け機能を強化したパッケージで、Windows XPからWindows Vistaへの環境移行を支援する豊富な機能を備える。本バージョンでは、Windows Vistaおよびx64版Windowsのサポートが追加されている。

 説明を行った、同社のプロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの藤盛秀憲氏は、「新OSが出るにあたって、既存の作業環境を新しいOS上に再構築する必要が生じるが、企業ユーザにとっても大きな負担となる。『Symantec Ghost Solution Suite 2.0』は、この負担の軽減に対応するソリューションだ」と語った。

 個人向けのGhostがHDD上のデータをイメージ化して一括してバックアップすることに主眼を置いているのに対し、企業向けのGhost Solutionでは、Windowsシステムの展開/移行/ソフトウェア配信などに注力した構成だ。ディスクのイメージ化ももちろん可能だが、構成情報を抽出して別のハードウェアに移行するといった使い方ができる。たとえば、既存のWindows XPシステムでユーザが設定したショートカットやデスクトップのアイコン配置といった情報をイメージ化し、新しいWindows Vistaシステム上に展開することで、従来の利用環境をほぼそのままの形で移行し、OSが新バージョンにアップグレードされても、ユーザの利用環境が維持できる。

 藤盛氏が示したデータによれば、Windows 2000からWindows XPへの移行の際には、手作業での移行には約6.9時間を要したという。Windows Vistaへの移行の負担がどの程度になるか、現時点では実証されたデータはないが、移行/展開作業を自動化することによるコスト削減効果は、PC 1台あたり578ドルに達するという試算もあるという。Symantec Ghost Solution Suite 2.0は、Windows Vistaへの環境移行を強力に支援することで、移行に際してのユーザー企業のコスト負担を最小限に抑えることをねらう。

 Symantec Ghost Solution Suite 2.0のライセンス価格は、導入ノード数に応じてA〜Hの8段階に分かれ、ノード数が増えるのに応じて段階的に単価が下がる。最小構成となるBAND Aは5〜24ノードに対応し、1ライセンスあたりの単価は3,600円となる。出荷開始は1月22日からとなる。
《渡邉利和》
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