富士フイルム、ダイナミックレンジ400%のプロ向けデジタル一眼レフ「FinePix S5 Pro」 | RBB TODAY
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富士フイルム、ダイナミックレンジ400%のプロ向けデジタル一眼レフ「FinePix S5 Pro」

IT・デジタル デジカメ
ダイナミックレンジを最大4倍に設定できるFinePix S5 Pro。防塵・防滴のプロ仕様。ペンタ部のロゴが従来のFinePixから、FUJIFILMに変更された
  • ダイナミックレンジを最大4倍に設定できるFinePix S5 Pro。防塵・防滴のプロ仕様。ペンタ部のロゴが従来のFinePixから、FUJIFILMに変更された
  • 液晶ディスプレイは2.5型23万画素
 富士フイルムは7日、ダイナミックレンジを最大4倍に設定できる、防塵・防滴仕様のプロ向けデジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」を1月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実売予想価格は26万円前後。

 FinePix S5 Proは、有効1,234万画素(高感度のS画素が617万画素、広ダイナミックレンジのR画素が617万画素)のCCD「スーパーCCDハニカムSR Pro」を搭載した、プロ向けのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。従来モデル「FinePix S3 Pro」同様、ニコンFマウントを採用し、スタジオ撮影や人物撮影、ネイチャーフォトなどの色彩表現を重視した撮影に適しているという。

 ボディにはマグネシウム合金を採用したほか、随所にシーリングを施し、防滴性と防塵性を追求している。シャッターユニットの耐久性は約10万回をクリア。

 ダイナミックレンジは、オートのほか、「100%(STD)」「130%」「170%」「230%(W1)」「300%」「400%(W2)」の6つのレンジ幅から選択できるのも特徴だ。

 S3 Proと同様に、フィルムを選ぶ感覚で色彩や階調を表現意図に合わせて選べる「フィルムシミュレーションモード」を搭載する。フィルムシミュレーションモードには、リバーサルフィルムのような色彩表現が可能な「フジクロームモード」や、肌色の階調を豊かに再現する「プロフェッショナルポートレートモード」を用意。なお、プロフェッショナルポートレートモードでは、従来の「スタジオポートレートモードF1」に加え、新たに3つのバリエーション「F1a」「F1b」「F1c」を追加し、人物撮影のライティング条件や撮影意図に合わせて設定を選択することが可能だ。

 同社独自の顔検出技術をIC化し、ボタン1つで人物の顔の部分を液晶ディスプレイで拡大表示し、表情やフォーカスを確認できる「フェイスズームイン機能」を装備。カラー/モノクロの切り替えが可能なほか、フォーカシングや画角を確認できる「ライブビュー機能」、パスワード設定により誤操作を防止できる「ファンクションロック機能」、RAWデータとJPEGデータを同時に保存できる「RAW+JPEG同時記録機能」も搭載する。

 AF測距点は11カ所。シャッター速度は、1/8,000〜30秒。連写は、最短約0.3秒間隔、Dレンジ100%以外のときは最短約0.6秒間隔となる。手動のポップアップ式フラッシュ(ガイドナンバー12)を内蔵し、同調速度は1/250秒以下。

 ファインダーにはペンタプリズムを使用し、視野率約95%、ファインダー倍率が約0.94倍。背面の液晶ディスプレイは、2.5型約23万画素。

 撮影感度は、ISO100〜3,200。露出補正は、−5.0〜+5.0EVの広範囲で調整できる。記録メディアは、コンパクトフラッシュカード(TYPE I/II対応)とマイクロドライブに対応。最大記録サイズは、4,256×2,848ピクセル。

 本体サイズは幅147.0×高さ113.0×奥行き74.0mm、重さは約830g。電源には充電式バッテリー「NP-150」を採用し、バッテリー寿命(CIPA規格)は約400枚としている。
《高柳政弘》
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