さらに、「WiMAXのネットワークは、無線部分だけではなく、エンド・ツー・エンドで全体を見ていく必要がある」とし、ネットワーク全体のデザインについて具体的に解説した。WiMAXのネットワークは水平統合できるようなアーキテクチャとして考えられている。足回りのアクセス回線を提供するプロバイダ「NAP」(Network Access Provider)と、サービスを提供するプロバイダ「NSP」(Network Service Provider)に大別できるが、前者のNAPには「ASN」(Access Service Network)があり、ここに基地局や基地局を束ねるゲートウェイが実装される。一方、後者のNSPには「CSN」(Connection Service Network)があり、この部分に、認証システムやDHCPなどの機能が実装されるかたちだ。