【WPC 2006 Vol.2】Core 2 Quadは人間の脳のようだ -インテル エデン氏 | RBB TODAY

【WPC 2006 Vol.2】Core 2 Quadは人間の脳のようだ -インテル エデン氏

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 インテルは18日、「WPC TOKYO 2006」(会場:東京ビッグサイト)において、「デュアルコア、マルチコアが創り出す新世代コンピューティングと新しいライフスタイル」と題した基調講演を行った。
  •  インテルは18日、「WPC TOKYO 2006」(会場:東京ビッグサイト)において、「デュアルコア、マルチコアが創り出す新世代コンピューティングと新しいライフスタイル」と題した基調講演を行った。
  •  インテルは18日、「WPC TOKYO 2006」(会場:東京ビッグサイト)において、「デュアルコア、マルチコアが創り出す新世代コンピューティングと新しいライフスタイル」と題した基調講演を行った。
 インテルは18日、「WPC TOKYO 2006」(会場:東京ビッグサイト)において、「デュアルコア、マルチコアが創り出す新世代コンピューティングと新しいライフスタイル」と題した基調講演を行った。

 25年という長いポータブルPCの歴史を振り返ったとき、その市場規模に大きな変化が見られたのは、2003年のCentrinoモバイルテクノロジーの登場によるものである。ノートPCの性能が飛躍的に向上したことで市場は一気に拡大し、ユーザーのデスクトップPCからノートPCへの移行が加速、日本ではPCユーザーの約半数がノートPCを利用するまでになった。しかし今のノートPCの利用形態は、単にデスクトップPCの置き換えにすぎない。ここで、電話の世界で起こった革新について考えみる。かつては「場所」をつないでいた電話に、「個人」をつなぐという新たな利用形態をもたらした携帯電話は、急速に普及した。エデン氏はこれがPCの世界にもあてはまるとし、「ノートPCのさらなる普及には、本当の意味でいつでもどこへでも持ち歩いて使える、すなわち『モビリティ』と『パーソナライゼーション』が重要である」と述べた。

 ではノートPCにおける新たな利用形態とはどういったものか。そのトレンドとして、インターネットテレビやストリーミングビデオ、そしてインターネット電話を、自宅からでも出先からでも、いつでも自分のPCで楽しむといった利用形態が登場している。インテルのデュアルコア「Core 2 Duo」は、まさにこうした新たな利用形態を促進するものであるとして、エデン氏はその並列処理の様子をデモによって示した。デュアルコアとシングルコア(Celeron)それぞれ1台ずつPCを用意して同じHD画像を再生、そのときのCPU使用率を比較した。デュアルコアではスムーズな再生を行いながら2つのCPU使用率はともに50%程度であったのに対し、シングルコアは100%に達し、映像もコマ送りになる場面が見られた。

 日本は世界においてモバイル分野の牽引役であるとエデン氏はのべ、地上デジタル放送対応などの多機能化や小型化といった日本メーカーのPCの優位性を、実際にPCを操作しながら紹介した。同時に、モバイル利用で最大のネックとなるバッテリー駆動時間などにも言及、さらなるモバイル市場の拡大に向けたインテル自身の取り組みも紹介した。また、今後はデュアルコアを搭載した「コンセプトPC」を次々登場させるとし、一例として液晶画面と本体をアームでスライドできるノートPCを披露した。これは、飛行機内で前の席の背もたれが倒されたときに狭いスペースでも液晶画面を見られることを考慮したものである。

 以上のようにエデン氏は、ノートPCだからといってパフォーマンスや機能を妥協することのない、「真のモビリティ」を実現できる段階に達したことをさまざまな角度から強調した。インテルは、2006年末にはプロセッサ出荷の90%以上がCore 2 Duoになると言う。さらに、2007年上半期に出荷されるプラットフォームSanta Rosaでは、新しいチップセットによる内蔵グラフィックスの向上や、Robsonテクノロジーによるハイバネーションからのレジューム高速化、現在の802.11nドラフト規格のWi-Fiによるスループット向上などを実現していくと述べた。また、WiMAXについても言及し、日本国内のワイヤレス業界のモバイルWiMAXの実用化に向けた動きを紹介、WiMAX元年となった今年から2007年は商用実験を経て、2008年には日本国中にWiMAXが普及するであろうと語った。

 基調講演の終盤では、日本ではデスクトップPCの3分の1が一体型で、また非常にスタイリッシュなデザインが多いことや、TVチューナーの搭載率が60%でその3分の1はすでにデジタルTVチューナー対応であるといったデスクトップPCのトレンドに触れ、デスクトップPCの新たな利用形態を生み出すマルチコア「Core 2 Quad」を紹介した。エデン氏はCore 2 Quadを「人間の脳のようだ」と表現、デモではマルチコアとデュアルコアそれぞれのPCで動画コンテンツのエンコードを行い、マルチコアのパフォーマンスを披露、ゲームやワークスレーションなどの用途を中心とした2006年11月から出荷を開始、徐々に普及させていきたいとのことであった。
《柏木由美子》

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