幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2006」のNTTドコモブースでは、9月29日に発売されたばかりの「FOMA M2501」の展示が行われていた。HSDPA携帯では、FOMAハイスピードエリアなら最大で3.6Mbpsのブロードバンド並みの通信速度が可能である。M2501はこの通信モジュールをPCに接続できるようにPCカードに収めた製品だ。 写真のようにPHSのモジュールより少しでっぱりが大きくなるが、3.6Mbpsというスピードと、サービスエリア(FOMAハイスピードエリア+mopera Uなど)の利便性を考えればやむをえないところだろう。また、FOMAエリア以外、とくに3G、GMSに対応しドコモの国際ローミングにより海外での利用も問題ない。 パッケージに付属された各種ソフトウェアも充実している。PCの設定ユーティリティやパケットカウンタのほか、テレビ電話のアプリケーションも同梱されている。あいにく、デモPCにはソフトがインストールされていなかったが、携帯電話や同じ環境のPCどうしの通話が可能だ。ヘッドセットなどは付属しないが、逆に汎用のマイクやUSBカメラが利用できる。