光ファイバの国際会議「FTTH Council Asia-Pacific 2006」、7/12より開催 | RBB TODAY
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光ファイバの国際会議「FTTH Council Asia-Pacific 2006」、7/12より開催

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「FTTHでも日本がイニシアティブをとっていければと思います」と語る花谷氏
  • 「FTTHでも日本がイニシアティブをとっていければと思います」と語る花谷氏
 ブロードバンド接続の中で今後の主流と目されているFTTH(光ファイバ)接続だが、7月12日から幕張メッセで、FTTHの技術やサービスに関する国際会議、FTTH Council Asia-Pacific 2006 “See the Light”が開催される。これに先立ち、FTTH Council Asia-Pacific会長の花谷昌一氏にこの組織や国際会議について聞いた。

 FTTH Councilは北米、EU、そしてこのアジア・パシフィック地域に3つの拠点をもつ世界的な組織だそうだ。3つの組織は、各国や地域の規制や地域特性が異なるため、それぞれ姉妹組織として独立している。たとえば北米のFTTH Councilでは、ホワイトハウスへのロビー活動が活発であり、ヨーロッパでは委員会的な要素が強く通信キャリアは参加できないなどの特徴がある、とのことだ。

 FTTH Council Asia-Pacificの設立は2005年(北米で2001年)と歴史は浅いが、現在協賛企業は41社ほどあり、日本企業としては日立、三菱電機、NEC、東京電力のほか、古河電工、フジクラ、住友電工など、光ファイバケーブルの大手も参加している。今回は設立1周年を記念して、通常のFTTH Councilの国際会議のほか、Inter Opto 2006との併設で見本市も開催される。正式な会議開始の前日である11日には、つくば市のNTTアクセスサービスシステム研究所の見学ツアーも予定されている。同研究所は、古くから海底ケーブルや光ファイバの研究開発で多くの実績を持つ業界屈指の施設だ。これら日本の先進企業の技術やサービスの情報が得らるれとして、各国の注目度も高いそうだ。

 いまのところ、各国メンバー企業どうしの情報共有や議論がメインだが、今後はサービス・技術ともにFTTH普及のイニシアティブをとっていきたいと豊富を語ってくれた。日本の総務省も、この活動に賛同しているとのことで、さらに普及が進むとみられるFTTH市場へ水平展開を目指す企業にとっては要チェックのイベントかもしれない。
《中尾真二》
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