ぷらら、希望ユーザーに対しWinny通信遮断サービスを提供開始 | RBB TODAY
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ぷらら、希望ユーザーに対しWinny通信遮断サービスを提供開始

エンタープライズ その他
 インターネットサービス「ぷらら」を運営するぷららネットワークスは、同社のインターネット接続サービスを利用しているユーザーのうち、希望者に対してファイル共有ソフト「Winny」の通信を遮断するオプションサービスを7月19日から開始すると発表した。

 ぷららネットワークスは、3月16日に同社バックボーンにおいてWinny通信を完全に遮断する方針を発表したが、総務省より利用者の同意なく完全規制を実施するのは通信の秘密の侵害に当たるという指摘を受け、実施内容についての再検討を行っていた。

 新方針では、個人向けBフレッツ対応接続サービスの利用者に無償で提供しているセキュリティサービス「ネットバリアベーシック」に「Winnyフィルタ」機能を追加。同社が実施したぷらら会員約2,000人を対象とした電話アンケートでは、8割以上からWinny通信遮断サービスが「必要」、もしくは「どちらかというと必要」という回答を得たため、標準でWinny通信を遮断した状態(Winnyフィルタ有効)でサービスの提供を行う。

 Winnyを利用したい場合は、「ネットバリアベーシック」設定画面からWinnyフィルタを「レベル0(OFF):解除」に変更した上、「パケットフィルタ」を「レベル0(OFF)」に設定する必要がある。サービス開始は7月19日からだが、設定の変更は6月15日より可能。

 Winnyフィルタの対象となるのは、「ぷらら光パック with フレッツ」の各パック(ぷらら光トリプルパック、ぷらら光TVパック、ぷらら光IP電話パック、ぷらら光パック)と「ぷらら光セット」の各セット(ぷらら光トリプルセット、ぷらら光TVセット、ぷらら光IP電話セット、ぷらら光セット)。

 また、Winny通信を完全に遮断したBフレッツ対応インターネット接続サービスを企業の社員向けに提供する「企業向けネットワークスポンサー制度」を9月下旬に開始する。

 同制度は、社員が自宅に仕事を持ち帰った際、家庭のパソコンからのWinny通信によって情報が漏洩してしまうのを防ぐことが目的。契約企業内で募集されたサービス希望ユーザーにぷららがBフレッツ対応インターネット接続サービスを提供する。同サービスではWinnyによる通信とみなされる通信はすべて遮断され、Winnyフィルタの解除はできない。なお、契約企業が任意に設定した割引料金(割引率は5%から設定可能)が適用される。
《富永ジュン》
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