【Interop 2006】Internet3.0で重要なこと——インテルのケビン・カーン氏が講演 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【Interop 2006】Internet3.0で重要なこと——インテルのケビン・カーン氏が講演

ブロードバンド その他
 「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
  •  「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。
 「Interop Tokyo 2006」最後の基調講演には、インテル コーポレーション インテル・シニアフェロー コーポレート・テクノロジー統括本部コミュニケーションズ・テクノロジー・ラボ ディレクターのケビン・カーン氏が登壇した。

 氏は「“創成期に居合わせた”喜びは終わった」「新たな始まりを迎えようとしている」として、今後のインターネットをInternet 3.0と表現し講演を進めた。今後のインターネットではセキュリティー、可用性、品質が重要となり、それを実現するためには位置認識技術、シームレスなローミング、ビジネスクラスのワイヤレス、センサーネットワークなどの技術が必要だとした。

 氏はWiMAXについて「インテルは数年間(WiMAXの)研究を進めてきており、次世代のワイヤレスブロードバンドの実装に向けて研究を進めている。2005年には商用WiMAXサービス20以上が立ち上がっており、100以上のトライアルが進行中だ」として、今後は都市部だけではなく、従来の有線では高くて使えないという地域にも普及していくだろうと語った。また、日本の現状について「WiMAXを使ってブロードバンドアクセスを進めていこうという動きがみられる」ことを挙げ、何よりも重要なのは日本の総務省が2.5GHz帯をブロードバンドアクセスに割り当てる発表していることで、世界でも同じよう動きがおきているとした上で、これはInternet3.0にとって重要な動きだと話した。

 また、現在はまだブロードバンドシステムの第一世代。次にやってくるのはMIMOであるとした。氏はMIMOを大々的に取り込んでいくことを前提とした研究のひとつとして、2×2のMIMOをワンチップ化した写真を見せながら、「こうした統合化こそがコストを抑え、前進を促すもので、業界全体がこうした統合化を見据えた開発を行っていかなければいけない」と強調した。さらに、こうしたことでアクセスの可能性を改善していくことは問題解決の一端にすぎないとし、実はWLAN、WPAN、WiMAXなど複数のネットワークを融合していかなければならないと話した。

 さらに氏はインターネットの情報と個人の情報を組み合わせることで、提供されるサービスも変わっていき、そこでインターネットそのものの価値が抜本的に変わってしまうと話した。「体にセンサーを装着し、データをインターネットに送る。自分が誰であるか、何をやっているか、何を見たかの記録を残しておけば、コミュニケーションも促進され、こうした実社会(の情報)とインターネットが結合することで、新たな用途が生まれてくる」と話した。ここで重要だと考えるのは位置情報の認識技術で、これはモバイルプラットフォームのキーとなるだろうと強調した。氏は、インテルのシアトルでの実験“Place Lab”を取り上げた。講演では詳細は語られなかったが、内容は豊富な無線情報を活用するのがねらいで、すでに設置されている802.11アクセスポイントやGSM基地局、Bluetooth装置などの電波を利用して、PCやPDAなど日常端末で現在位置を取得できるようにするというもの。クライアントは電波に含まれるIDを検出し、ローカルにキャッシュしておいた地図で発信源の位置を調べる。単純にGPSの信号を受け取るだけではなく、それをはるかに越えた情報の利用ができるようになると氏は強調した。

 「いずれにしてもプラットホームがユーザーの位置を認識し、プライバシーを守ったままでWEBデータを活用していく。そしてユーザーに追加的な価値をもたらすことができる。このような技術がプラットホームに盛り込まれなければいけない」とし、これがこれから10年間のインターネットの発展の大きな部分を含むことになるだろうと話した。
《小板謙次》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top