バッファロー、Draft IEEE802.11n対応の無線LAN機器4製品 -実効速度80Mbpsを実現 | RBB TODAY
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バッファロー、Draft IEEE802.11n対応の無線LAN機器4製品 -実効速度80Mbpsを実現

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無線LANブロードバンドルータ「WZR-G144N」
  • 無線LANブロードバンドルータ「WZR-G144N」
  • 無線LANカード「WLI-CB-G144N」
  • PCIバス用無線LANアダプタ「WLI-PCI-G144N」
 バッファローは5日、都内で新製品発表会を行い、実測値で80Mbpsの通信速度を実現するDraft IEEE802.11n対応の無線LAN機器「AirStation NFINITIシリーズ」4製品を発表した。

 今回発表されたのは、無線LANブロードバンドルータ「WZR-G144N」、無線LANカード「WLI-CB-G144N」、PCIバス用無線LANアダプタ「WLI-PCI-G144N」、そしてブロードバンドルータとカード各1台をセットにした「WZR-G144N/P」の4製品。

 価格は「WZR-G144N」が27,615円、「WLI-CB-G144N」が12,075円、「WLI-PCI-G144N」が14,280円、「WZR-G144N/P」が33,075円となっている。発売は「WLI-PCI-G144N」のみ7月中旬で、他の3製品は7月上旬を予定している。

 同シリーズは従来のIEEE802.11gに加え、無線LANで100Mbps以上の実行スループットを目指す次世代標準規格IEEE802.11nのドラフト版にも対応し、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)による多重化技術やアグリゲーション技術などでさらなる高速・高効率化を達成。製品レベルでの測定値で、無線LAN実行速度80Mbpsという高速通信を可能にしたという。

 発表会では、従来のIEEE802.11gのみに対応したAirStationシリーズと今回発表されたNFINITIシリーズとを並べて、ハイビジョン映像のネットワーク配信デモを行って見せた。IEEE802.11gでの接続では、コマ落ちがなく再生できるのはクライアント1台までだったのが、NFINITIシリーズでは3台のクライアントを接続しても、それぞれのクライアントでコマ落ちすることなく高い品質の映像が再生されていた。

 同社ではDraft IEEE802.11n対応のNFINITIシリーズの今後のロードマップとして、有線LAN側をギガビットEthernetに対応させたブロードバンドルータ「WZR-G114NH」を9月下旬に、IEEE802.11a/gとギガビットEthernetに対応したブロードバンドルータ「WZR-AMPGN144NH」を10月以降に、イーサネットメディアコンバータ「WLI-TX4-G144N」を9月中旬に、USB用無線LANアダプタ「WLI-U2-G144N」を9月中旬に、IEEE802.11a/gにも対応する無線LANカード「WLI-CB-AMG144N」を10月以降に、それぞれ製品化を予定していることを明らかにした(製品名はいずれも仮称)。

 なお、IEEEの委員会でIEEE802.11nの正式な仕様が採択されるのは2007年後半と見られているが、正式採択後のファームウェアアップデートなどについて、同社は、現在のところ予定していないという。
《竹内充彦》
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