NTT東日本、IPv6マルチキャストを使った各家庭への緊急地震速報の実証実験を実施 | RBB TODAY
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NTT東日本、IPv6マルチキャストを使った各家庭への緊急地震速報の実証実験を実施

ブロードバンド テクノロジー
 東日本電信電話(NTT東日本)は10日、東北ミサワホーム、NPO法人リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)と共同で、東北大学大学院研究科 源栄正人教授の指導のもと、戸建住宅への緊急地震速報提供に関する実証実験を3月11日より実施すると発表した。実験期間は1年間の予定。

 この実験では、緊急地震速報に対する居住者のニーズや行動特性を把握するとともに、IPv6マルチキャストによる効率的な一斉配信方法や効果的な警報方法について検証が行われる。

 実験は、東北ミサワホームが宮城県仙台市泉区に分譲する「エムズガーデン南中山」の戸建住宅に対して実施されるもので、NTT東日本の「フレッツ・ドットネット」を利用したIPv6マルチキャストにより、REICが気象庁から試験運用で提供されている緊急地震速報を一斉配信するという。

 緊急地震速報を受信する端末には、NTT東日本が提供するIPテレビ電話「フレッツフォン」が利用されており、速報を受信するとあらかじめ設定した設置場所情報を元に予測震度と主要動到達猶予時間を計算し、その結果を画面に表示するとともに、音声・警報音にて報知する仕組みとなっている。

 なお、今回の実証実験では、実際に地震が発生した際の緊急地震速報配信に加え、事前に避難訓練日を設定し模擬地震情報を配信する「避難行動訓練」も実施するとしている。
《村上幸治》
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