キリンビバレッジ、有名人推薦グッズでネット通販に参入 | RBB TODAY
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キリンビバレッジ、有名人推薦グッズでネット通販に参入

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マーカーズトップ画面。雑誌を読む感覚で、商品紹介ページを開いてスタートする
  • マーカーズトップ画面。雑誌を読む感覚で、商品紹介ページを開いてスタートする
  • サイト構成は、雑誌のメタファーになっており、紙面を繰っていく操作となる
  • 現在のマーカーは10人。今後アイテム数とともに増える予定
  • マーカーごとにお勧め商品が表示される
  • 商品のタグを自分の手帳にドラッグ&ドロップするだけで記録しておける
  • 商品のタグをダブルクリックすると、詳細な説明が表示される
  • 右より、河内進 取締役、民秋賢 Eビジネス準備室室長、栗原はるみさん、佐藤章 商品企画部長。佐藤氏は、マーカーとしても様々な商品を推薦する
  • 司会進行の魚住りえさん(左)と、“マーカー”の栗原はるみさん(右)
 キリンビバレッジは2月2日、オンラインショップ「Markers」(マーカーズ)を開設した。同社の飲料にとどまらず、様々な物品を販売する通販サイトとなる。

 マーカーズでは、検索やランキングに依らない販売サイトを指向するとして、有名人やエキスパートに推薦された商品のみを扱う形となる。「物にお勧めマークを付ける人」「選んで語れる人」を“マーカー”と呼び、料理家の栗原はるみさん、イラストレーターの安斎肇さん、建築家のDr.コパさん、作家の畑正憲さんなど、10名のマーカーと厳選された延べ商品数約100点でスタートする。

 インターフェイスについても、従来のECサイトと一線を画すため、徹底して初心者を意識。Web上にFlashベースで雑誌を作り上げ、雑誌を読み進める感覚で、商品についての説明を読むことができる。商品のタグを画面右横にある、自分の手帳にドラッグ&ドロップするだけで内容をメモできて、いつでも購入に進むことができるなど、きわめて斬新な作りになっている。誌面については、月2回更新される。

 2月2日に行われた記者発表会では、同社の河内進取締役が、電子商取引市場の急激な拡大に言及しつつ、Yahoo! JAPAN、楽天、Amazon.co.jpなどのサイトを引き合いに出し「脱検索・脱ランキングで、インターネット通販の第3の道を摸索した」と、強力な収益部門になりうるとして、通販参入を決定した経緯を明らかにした。さらに「メーカーとしては、現在の仮想商店のあり方に違和感を感じていた。だからまずお客様に支持されるサイトになることがまず第一と考えた。結果として広く良いものを提供するのがポリシーとなった。だから、キリンに留まらない商品を扱う」とも述べ、飲料事業で培われたマーケティングノウハウを活かしつつも、独立した事業として、新たにインターネット通販を展開する姿勢を明確に打ち出した。

 その後、“マーカー”の1人である料理家の栗原はるみさんがゲストとして登場。壇上に上り、マーカーズで扱われる各種商品を紹介した。自身も愛用している品として電動歯ブラシを挙げたほか、メジャーが着いたエプロン、フランス人スタイルで和食を提供する食器など、「栗原オリジナル」の商品も紹介された。それら以外にも、生茶パンダの形の防災グッズセット、無塩の完熟トマトジュースなど、独特な商品群が紹介された。完全にマーカーズオリジナルとなる商品は100点中25点と、意外とその割合は低いが、非オリジナル商品であっても、推薦するマーカーによっては、十分に共感を得れば訴求力が発揮されそうだ。 

 キリンビバレッジは、あくまでテスト展開段階としつつも、インターネット通販事業で初年度20億円の売上を目指すとし、「100億まで持っていきたい」と目標を掲げた。プロモーションについても、飲料のマス広告と連動させるなど、積極的に展開していく予定。利用者数については2か月で4万人、年間で30万人程度を見込んでいるとのこと。
《冨岡晶》
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