WiMAXによって「3分歩けばインターネット」を実現— YOZAN高取氏、Global WiMAX Summitで講演 | RBB TODAY
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WiMAXによって「3分歩けばインターネット」を実現— YOZAN高取氏、Global WiMAX Summitで講演

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 11月10日、11日の2日間、Global WiMAX Summitが北京で開催された。このサミットではWiMAX Forumの議長や、Intelなど多数の関連団体・企業による講演がおこなわれたが、日本からもYOZAN高取CEOが基調講演を行った。
  •  11月10日、11日の2日間、Global WiMAX Summitが北京で開催された。このサミットではWiMAX Forumの議長や、Intelなど多数の関連団体・企業による講演がおこなわれたが、日本からもYOZAN高取CEOが基調講演を行った。
  •  11月10日、11日の2日間、Global WiMAX Summitが北京で開催された。このサミットではWiMAX Forumの議長や、Intelなど多数の関連団体・企業による講演がおこなわれたが、日本からもYOZAN高取CEOが基調講演を行った。
 11月10日、11日の2日間、Global WiMAX Summitが北京で開催された。このサミットではWiMAX Forumの議長や、Intelなど多数の関連団体・企業による講演がおこなわれたが、日本からもYOZAN高取CEOが基調講演を行った。

 高取CEOは講演の冒頭、同社が2005年12月から日本で開始する2つのWiMAXサービスの概要を説明した。

 一つ目のサービスは、WiMAXをバックホールとして利用し、エンドユーザにはWi-Fi通信を提供するもの。MicroMAXと呼ばれる基地局をビルの上に設置してWiMAXの電波を発射し、電柱に設置したProSTと呼ばれるWiMAX/WiFiコンバータが、地上のエンドユーザ端末にWi-Fiを提供する。もう一つは、EasySTと呼ばれる屋内設置型のWiMAX受信機を使ってユーザがWiMAXの電波を直接受信し、家の中でWi-FiやLANを構築するモデルである。

 Wi-Fiはアクセスポイントあたりのエリアが半径40m前後である一方、WiMAXの到達距離は半径1.2kmと広い。このため、Wi-FiのバックホールとしてWiMAXを使うメリットがあると説明。電柱にProSTを多数配置していくことで「3分歩けばインターネット、すなわち240m歩けばインターネットへつなぐことができる環境を提供」(高取CEO)することが可能になるという。

 このサービスモデルにおいては、1台のMicroMAX基地局で30-50台のProSTを配置することが可能で、各アクセスポイントまで光ファイバやADSLによる有線接続をおこなうケースと比べ、非常にコストメリットが高いことを強調。また「来年日本ではPLC(Power Line Communications:電力線搬送通信)が規制緩和される見込みで、YOZANとしてはPLCを組み合わせたサービスを展開していくつもり」、「電源に機器を接続するだけで屋内がWi-Fiエリア化され、屋外に出ると『3分歩けばインターネット』環境を提供することで、屋内外のシームレスな無線インターネットサービスを提供したい」(同)と将来の構想を語った。

 現在同社が行っている実験についても触れ、「5.725GHzという高い周波数帯で実行速度9Mbps前後が出ている。商用サービスでは4.9GHzの周波数を使い、アンテナ出力で5W(実験では1W)の電波を使うため、実験よりも良い速度が期待できる」(同)と自信を示した。さらに、ページャー(いわゆるポケットベル)との複合サービスも提供予定で、着信音楽の鳴り分けやメール着信通知などを行い、「YOZANならではのサービス」(同)を提供する意向を示した。

(IRIユビテック 椋野慎一)
《RBB TODAY》
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