パワードコムとKCCSが協業、「Powered Ethernet」「PENeX」にモバイル接続 | RBB TODAY

パワードコムとKCCSが協業、「Powered Ethernet」「PENeX」にモバイル接続

 パワードコムが提供する「Powered Ethernet」および「PENeX」のゲートウェイオプションサービスとして、PHS/3G通信カードを使用したモバイルネットワークサービス「ゲートウェイモバイル[KWINS(クインズ)]プラン」が12月1日より申し込み受付を開始する。

エンタープライズ その他
 パワードコムと京セラコミュニケーションシステム(以下、KCCS)が企業向けモバイルデータ通信サービスの提供で協業、パワードコムが提供する「Powered Ethernet」および「PENeX」のゲートウェイオプションサービスとして、PHS/3G通信カードを使用したモバイルネットワークサービス「ゲートウェイモバイル[KWINS(クインズ)]プラン」が12月1日より申し込み受付を開始する。

 「ゲートウェイモバイル[KWINS(クインズ)]プラン」は、アクセスプランとしてKDDIの「CDMA 1X WIN」を利用した受信2.4Mbps(ベストエフォート)・送信144kbps(ベストエフォート)の「KWINS 3G」と、送受信128Kbps(ベストエフォート)のPHS接続「KWINS 4X」の2種類を用意。KCCS内の3G/PHSのネットワークとPowered Ethernet/PENeXのネットワークがゲートウェイで直接接続される閉域網のため、インターネットを経由することなく外出先から社内ネットワークへセキュアに接続できる。また、運用、課金ともにパワードコムが一括して行うため、請求管理においても利便性が向上する。

 大きな特長は、ゲートウェイ料金が端末(ID)単位のため小規模利用からのスタートが可能であり、認証サーバやゲートウェイの管理はパワードコム/KCCS側で行われるためユーザ側の導入・運用コストが一切不要となる点である。また、ゲートウェイ帯域は十分に確保されており、インターネット経由にみられるようなボトルネックがなく、端末追加時のゲートウェイ帯域の見直しも不要である。

 月額利用料としては各IDにゲートウェイ料金とモバイル料金が課金される。モバイル料金には「KWINS 3G」は準定額料金プラン、「KWINS 4X」は定額料金プランおよびステップ料金プランを用意し、小規模利用からのスタートにも配慮した課金体系となっているのが特長である(下記参照)。

■KWINS 3G
 初期費用:10,800円
 ゲートウェイ料金:月額525円
●モバイル料金
・30Mパック
 基本料金:月額5,145円
 無料データ通信:25万パケット
 超過パケット:1パケット0.021円
・50Mパック
 基本料金:月額6,825円
 無料データ通信:40万パケット
 超過パケット:1パケット0.0189
・80Mパック
 基本料金:月額9,240円
 無料データ通信:65万パケット
 超過パケット:1パケット0.0157円

■KWINS X4
 初期費用:25,200円
 ゲートウェイ料金:月額105円
●モバイル料金
・4Xパケットステップ料金プラン
 〜5時間:月額3,675円
 〜10時間:月額4,200円
 〜20時間:月額5,040円
 20時間超:月額7,560円
・4Xパケット定額料金プラン
 月額7,140円

 上記のほか、オプションメニューとして、接続エリアを補完する公衆無線LANサービスや海外モバイルアクセスサービス、セキュリティを高める発信者番号認証、ワンタイムパスワードなども用意されている。

 こうした安価なモバイルアクセスサービスの提供が可能となった背景には、既存のKCCSネットワークを利用することにより設備コストを抑えられたことが大きい。また、Powered Ethernet/PENeXとKCCS間のゲートウェイが1つであることから、3GとPHSのマルチアクセスを1つの顧客内で束ねて管理することが可能になり、帯域を有効活用することにも成功している。

 今回のパワードコムとKCCSの協業によってパワードコムのPowered Ethernet/PENeXのアクセス手段としてモバイルが加わり、固定からモバイルまでをサポートするワンストップサービスが実現された。「ゲートウェイモバイル[KWINS(クインズ)]プラン」はPowered Ethernet/PENeXにおける「One-net」の実現に向けたファーストステップとして位置づけられており、これまで目的別に分かれていた「インターネット」「拠点間ネットワーク」「公衆電話網」をPowered Ethernet/PENeXによって1つのネットワークとして利用可能な「FMC on PEN」実現の1ステップとなっている。

 パワードコムでは、モビリティの高いリソースを抱える流通・製造系市場に向けて、モバイルアクセスの新規導入、あるいはPHSから3Gへの切り替えを検討している既存のPowered Ethernet/PENeXユーザ、ならびに小規模拠点を持つ企業をターゲットに提案活動を展開するとしている。「ゲートウェイモバイル[KWINS(クインズ)]プラン」の申し込み受付は12月1日(木)より開始。3年間で約2万端末の販売を見込んでいる。

(柏木由美子)
《RBB TODAY》

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