手塚眞のホラーシアター記者発表会で監督・松嶋初音らが挨拶 | RBB TODAY
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手塚眞のホラーシアター記者発表会で監督・松嶋初音らが挨拶

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左から橋本さん、松嶋さん、手塚監督を挟んで、立花さん、城山さん。華やかなショットだ
  • 左から橋本さん、松嶋さん、手塚監督を挟んで、立花さん、城山さん。華やかなショットだ
  • とても物腰が柔らかく、実にジェントルマンという印象の手塚監督。どんな怖い物語を見せてくれるか楽しみだ
  • 第1エピソード『獅子座の怪人』に主演する松嶋初音さん。明るいトークで会場を沸かせた
  • 橋本彩さん。撮影時は蚊に40ヵ所も刺されてしまい、足がとんでもなくふくれてしまったとか
  • 立花彩野さん。河口湖近辺のトンネルや林の中など、ロケ地が怖くて仕方がなかったとのこと
  • 城山未帆さん。弓を構えているシーンが多く、重いのが大変だったそう。細腕でがんばっているシーンに注目!
 12日にコンパスティービーが開いた、『手塚眞のホラーシアター「ザ・バースデイ」配信記者発表』の後半の模様をお届けする。

 コンパスティービーの太田代表に続いて登場したのが、本日の真打ちともいうべき手塚眞氏。日本人なら誰もが知る巨匠中の巨匠マンガ家である故・手塚治虫氏を父にもち、高校時代から映画の制作をしていたという、人気ビジュアリストである。動画配信サイト『Compass-TV』には、『ザ・バースデイ』の中核スタッフとして参画。全話の脚本を担当し、また多くのエピソードで監督も兼任していく。

 ちなみに『ザ・バースデイ』は、全12エピソードからなるオムニバス形式の作品。タイトルのとおり、各エピソードとも星座別に誕生日にまつわる恐怖の物語が展開していく。物語のキーとなるのは、誕生日に現れ、目撃した者に身の毛のよだつ恐怖を味わわせるという、赤い仮面の魔人ゾディアック。少女たちはそんな彼を目にしたことで、恐怖を体験することになる……。

 手塚監督にとって、ショートホラーは23年前に地上波の番組で毎週制作していたことがあり、非常に親しみのもてるジャンルだという。また、ネットでの配信という新しい形態に関われて、非常に楽しみだそうである。

 そして、手塚監督が自身の挨拶の後に招き入れたのが、『ザ・バースデイ』の序盤のエピソードに出演した人気グラビアアイドルたち。第1エピソード『獅子座の怪人』で主演している松嶋初音さんと助演の橋本彩さん、『乙女の呪い』で主演している立花彩野さん、『殺人アート』で主演している城山未帆さんの4人が壇上に上がった。手塚監督の両脇に二人ずつ彼女たちが並び、実に華やかである。手塚監督も両手に華という状態でご満悦の様子。「こんなに若くてきれいな人に囲まれて、監督としてこんな役得はない(笑)」とのことである。

 4人は手塚監督からマイクを渡されて、一人ずつコメント。まず松嶋さんは、初の主演ということで非常に思い出になったようだ。自分の演技はまだまだだが、精一杯がんばったので、そうした部分も見てもらいたいそうである。また、共演の橋本さんも演技が心配だったというが、ホラーということでとても楽しめた模様。今後も、演技の方面でもがんばっていきたいとのことであった。別エピソードの『乙女の呪い』の主演である立花さんは、怖いものがかなり苦手らしく、ロケ先の河口湖近辺でも、随所で怖い思いをしたらしい。完成した作品は、内容を知っている自分が見ても怖いということなので、楽しみである。そして最後は、ほかのエピソードの出演者の方がみな若くて驚いたという、城山さん。でも、自分もそんな若い人たちに負けないような演技でがんばったので、そこを見てほしいと力強く語っていた。

 そのあとは、第1エピソード『獅子座の怪人』の試写に。ストーリーは、自分の誕生日に恋人の友治と別荘に出かけ、松嶋さん扮する大学生・陽子が浮かれているところから始まる。が、それは頭の中の話であって、本当はムクレ気味。橋本さん扮する友治の妹の千晴が、なぜかくっついてきてしまったため、かなり不機嫌なのであった。しかし、それでも徐々に楽しみ初め、水着に着替えて肌を焼いているうちにいつしか眠ってしまう。だが、そこで赤い仮面の怪人物が出てくる夢を見たことから、陽子たちの運命は激変する。友治がいなくなり、さらに怪しい人影が……。このあと、陽子らをどんな運命が待つのかは、ぜひ自分の目で確かめてみてほしい。

 「試写のあとに皆さんの前に立つのは裁判みたい(笑)」という手塚監督だが、試写終了後には撮影時の苦労話や秘話なども披露してくれた。ちなみに、橋本さんは撮影時に虫除けスプレーを2本も使ったそうだが、共演の橋本さんはあまりを使わなかったため、一人だけものすごい数を蚊に刺されまくり、大変だったらしい。橋本さんの素足には要注目とのことである!?

 手塚監督は、ホラーは観客の反応がダイレクトにわかるジャンルなので、非常に作りがいがあるという。また、世界の名監督といわれる人たちも若い時期にホラーを撮っており、若手の闘龍門的ジャンルであることから、ベテランスタッフで周りを固め、若手監督に経験を積ませるための場としても活用していくようである。同様に、ホラーからスタートして一流になった役者も多いことから、今回役者としての経歴をスタートさせた松嶋さんらにも大きく育ってもらいたいと考えているとのこと。手塚監督は、新しいメディアだけに新しい力の活用がポイントと考えているようである。映画を撮るだけでなく、もっと広い視野で物事を見ているという、手塚監督らしい考えも聞かせてもらえた、貴重な発表会であった。

(デイビー日高)
《RBB TODAY》
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