[Interop Tokyo] “IP”を感じさせない高画質。非圧縮HDTVの双方向通信実験 | RBB TODAY
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[Interop Tokyo] “IP”を感じさせない高画質。非圧縮HDTVの双方向通信実験

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 幕張メッセを会場に開催中のInterop Tokyo 2005では、6月8日から展示会場がオープンしている。そこでは、非圧縮のHDTV(高精細テレビ)映像を用いたリアルタイム・双方向のコラボレーションという実験が見られる。
  •  幕張メッセを会場に開催中のInterop Tokyo 2005では、6月8日から展示会場がオープンしている。そこでは、非圧縮のHDTV(高精細テレビ)映像を用いたリアルタイム・双方向のコラボレーションという実験が見られる。
  •  幕張メッセを会場に開催中のInterop Tokyo 2005では、6月8日から展示会場がオープンしている。そこでは、非圧縮のHDTV(高精細テレビ)映像を用いたリアルタイム・双方向のコラボレーションという実験が見られる。
  •  幕張メッセを会場に開催中のInterop Tokyo 2005では、6月8日から展示会場がオープンしている。そこでは、非圧縮のHDTV(高精細テレビ)映像を用いたリアルタイム・双方向のコラボレーションという実験が見られる。
 幕張メッセを会場に開催中のInterop Tokyo 2005では、6月8日から展示会場がオープンしている。そこでは、WIDEプロジェクト、慶應工学会ギガハウスタウンプロジェクト、Interop Tokyo 2005の三者がNTT、NTTコミュニケーションズの協力で実施している「リアルプロジェクト」の実証実験が公開されている。非圧縮のHDTV(高精細テレビ)映像を用いたリアルタイム・双方向のコラボレーションというものだ。

 幕張メッセと、愛知県で開催中の「愛・地球博」会場とを10Gigabit Ethernetで接続し、あたかもテレビの実況生中継のような形でコラボレーションを実現するというものだ。通常は愛知博の画像などが放映されているが、8日/9日の13:00〜13:30の30分間は双方向コラボレーションが実施されることになっている。

 使用されている機材はNTTが開発した「i-Visto Gateway」だ(i-Visto=インターネットHDTVビデオ スタジオ システム)。映像の遅延を避けるため、非圧縮のHDTV映像信号(1.5Gbps)をやりとりする。この信号は会場内に敷設されたネットワーク“ShowNet”を使ってマルチキャストされ、あちこちに設置された大型モニタに映し出されている。

 10G Ethernetによる広域接続を利用したアプリケーションであり、容易には実現し得ない最先端技術の実証試験という意味合いを持つ展示だが、見た目には技術レベルの高さとは裏腹に、一見すると地味な印象を受けたのが正直なところだ。というのも、HDTVによる高精細な画像を含め、すべてがあまりに自然に実現されており、画面を見ている限り通常のTV中継と何も違わないように見えてしまうのだ。

 現在では「通信も放送もすべてIPネットワークで実現する」という方向性が強まりつつあり、この実証実験は普及を目前に控えた地上波デジタルTVの「次」を予感させるものだ。しかし、もはやその品質は「IPネットワークだから」という言い訳を付す必要がないレベルに達している。IPネットワークの存在を意識せずにそのサービスを利用する時代がまもなくやってくることを否応なく実感させる展示だと言ってよさそうだ。
《渡邉利和》
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