富士通とシスコ、戦略提携に基づく共同ブランドのハイエンドルータ提供開始 | RBB TODAY
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富士通とシスコ、戦略提携に基づく共同ブランドのハイエンドルータ提供開始

エンタープライズ その他
 富士通とシスコシステムズ(以下、シスコ)は、次世代OS「Cisco IOS XR」を搭載した富士通・シスコ共同ブランドのハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」を、今日から販売開始する。

 両社は昨年12月6日に、ルータ・スイッチ分野で戦略提携を行うことに基本合意し、以後ハイエンドルータ向けの最新OS「Cisco IOS XR」の共同開発に着手した。今回提供を開始する製品は、この戦略提携に基づく両社による製品提供の第一弾で、最大毎秒92テラビットまでシステム拡張が可能。日本の通信事業者の厳しい品質要求に応えられるよう、機能強化とサポート体制強化を行ったという。

 両者は戦略提携の成果として

(1)富士通はキャリアIPネットワークに対し、利用形態に応じたさまざまなアクセス手段やアプリケーションを含むトータルソリューションを提供しており、今回の協業成果を盛り込んだ共同ブランド製品の販売開始により、さらに高速・大容量・高信頼かつセキュアーなIPネットワークインフラの構築を可能とした

(2)シスコがこれまでグローバル市場向けに実施してきた「Cisco IOS XR」の総合試験に、富士通の通信ビジネスでの経験を活かした試験項目を追加し、特に日本市場での利用形態に則した試験を共同で開始した

(3)日本の顧客による、製品品質や信頼性に対してのますます高まる要求に応えるため、高可用性機能の強化を実施し、今後も継続して機能拡張を推進する。また、両社は出荷製品のフィールド品質管理を実施し、共同で品質データの分析を行い、万一の障害発生時の問題解析と迅速な解決を図るなど、顧客満足度向上を実現する

の3点を挙げている。

 Fujitsu and Cisco CRS-1の販売価格は4,926万1,800円(8スロットタイプ本体シャーシのみ、税込み)から。出荷は2005年6月を予定している。なお、同製品は5月31日から神奈川県のパシフィコ横浜で開催される「Broadband World Forum」、および6月8日から千葉県の幕張メッセで開催される「NETWORLD +INTEROP」の富士通ブースに展示される。
《小笠原陽介》
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