パワードコム、平成16年度決算発表。本体の再建を完了し、下期は経常利益10%超を達成 | RBB TODAY
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パワードコム、平成16年度決算発表。本体の再建を完了し、下期は経常利益10%超を達成

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 パワードコムは11日、平成16年度決算を発表した。連結での売上高は1,805億円(前期比231.4億円増、以下同じ)、営業損益は6.2億円(82.4億円増)、経常損益は▲38.9億円(79.6億円増)、当期純損益は▲838.3億円(696.1億円減)となった。
  •  パワードコムは11日、平成16年度決算を発表した。連結での売上高は1,805億円(前期比231.4億円増、以下同じ)、営業損益は6.2億円(82.4億円増)、経常損益は▲38.9億円(79.6億円増)、当期純損益は▲838.3億円(696.1億円減)となった。
  •  パワードコムは11日、平成16年度決算を発表した。連結での売上高は1,805億円(前期比231.4億円増、以下同じ)、営業損益は6.2億円(82.4億円増)、経常損益は▲38.9億円(79.6億円増)、当期純損益は▲838.3億円(696.1億円減)となった。
 パワードコムは11日、平成16年度決算を発表した。連結での売上高は1,805億円(前期比231.4億円増、以下同じ)、営業損益は6.2億円(82.4億円増)、経常損益は▲38.9億円(79.6億円増)、当期純損益は▲838.3億円(696.1億円減)となった。

 昨年7月以来、新経営陣のもとで経営再建を図って来た同社は、平成16年度前半(上期)に約846億円の減損を行い、特別損失として処理。そのため純損益では大幅な赤字となっているものの、営業損益は通年でも黒字を達成。また経常損益も通年では赤字となったものの、上期の▲80.7億円に対して下期は41.7億円と黒字に転じた。とりわけパワードコム単体(連結でない)での経常利益は下期で55.4億円と、売上高537億円の10%を超えるものとなっており、抜本的な経営改善の成果が現れている。

 代表取締役社長兼CEOの中根滋氏は「減損などにより設備インフラコストを抜本的に改善し、古くてお客さんのほとんどない『死に筋』製品を整理する一方で、新規の設備投資も十分に行い、営業人員を大量採用するなど積極的な事業展開を行った。これらによって実現した16年度下期の改善効果は長期的に持続性のあるものであり、パワードコム本体の再建は完了した。今後とも『お客様第一』の考え方(超顧客主義)を基本に成長経営を目指す」と述べ、平成17年度にはパワードコム単体で130億円、連結で93億円の経常利益を目標として示した。

 また、代表取締役会長兼取締役会議長の北里光司郎氏は、昨年7月以来の再建プロセスについての質的評価として「通常、経営再建には最低でも2年が必要なところ、9か月での再生は超高速だ」とし、その内容がいわゆる“Milking the Cow”すなわち企業体力を搾り取るようにして当期だけの利益を出したものではなく、積極的な事業展開の中での業績回復であり、企業体質および体力を強化した点を強調した。その上で「今後も様々なチャレンジはあることと思うが、それを乗り越えて大きな成長へ飛躍するベースができた」と総括した。
《小笠原陽介》
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