マイクロソフトには、Windowsにスパイウェアとウイルス対策ソフトを標準で搭載する動きがある。これで影響を受けるのは、トレンドマイクロなどのセキュリティ対策ソフトのベンダーだ。 しかし同社の代表取締役社長兼CEOエバ・チェン氏は、「3年前から予測されていたこと。マイクロソフトの参入は脅威ではない」としている。 トレンドマイクロとマイクロソフトのセキュリティやウイルス対策ソフトに対する考え方は大きく違うという。「トレンドマイクロのアンチウイルスはサービスだが、マイクロソフトはユーティリティーと考えている」というのだ。 つまりトレンドマイクロは、ソフトウェアの提供にとどまらず、ウイルスパターンファイルの提供をはじめとして、ウイルスの情報提供や感染復旧なども含めて、ウイルスとセキュリティ対策としているのだ。 さらに、マイクロソフトの参入により「ウイルスやセキュリティ製品の価格が下がる」としたものの、「トレンドマイクロは、もっとも価値の高い製品を提供する」と自信を見せた。