ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が早くもシーズン30本塁打に到達した。メジャーリーグで浮上した24年ぶりの「50本塁打トリオ」誕生の可能性に韓国メディアが注目している。
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大谷は7月2日(日本時間)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたシカゴ・ホワイトソックス戦で今季30本目の本塁打を放った。4回裏、相手先発シェーン・スミスが投じた145kmのスライダーを捉え、右中間スタンドにソロ本塁打を叩きこんだ。
大谷は今季86試合目で30号に到達。これはドジャース史上最速の記録で、自身の昨季54本塁打を上回るペースだ。また、日本人メジャーリーガーとしては初となる5年連続30本塁打という大記録も打ち立てた。
これで今季前半戦で30本塁打を記録したのは、大谷のほかにニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、シアトル・マリナーズのカル・ローリーの3人となり、メジャー史上5回目となる「前半戦30本塁打トリオ」が誕生した。

過去に同記録が生まれたのは1969年(レジー・ジャクソン、フランク・ハワード、ウィリー・マッコビー)、1994年(ケン・グリフィー・ジュニア、マット・ウィリアムズ、フランク・トーマス)、1998年(マーク・マグワイア、グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、グレッグ・ボーン)、2019年(クリスチャン・イエリッチ、ピート・アロンソ、コディ・ベリンジャー)の4シーズンのみだ。
そして今回、メジャーリーグは新たな「巨砲時代」が開かれる見通しだ。現在のペースであれば、大谷とジャッジ(1試合当たり0.35本)は57本塁打、ローリー(1試合当たり0.39本)は63本塁打を打つことができる。
仮に3人全員が50本塁打を超える場合、メジャーリーグは1998年、2001年に次いで24年ぶりに「50本塁打バッター3人以上輩出」という大記録が誕生することになる。
1998年はマーク・マグワイアが70本、サミー・ソーサが66本、ケン・グリフィー・ジュニアが56本、グレッグ・ボーンが50本。2001年はバリー・ボンズが73本、サミー・ソーサが64本、ルイス・ゴンザレスが57本、アレックス・ロドリゲスが52本の本塁打を放った。
2001年のバリー・ボンズ(73本)、サミー・ソーサ(64本)、ルイス・ゴンザレス(57本)、アレックス・ロドリゲス(52本)以来で、前回から数えても実に四半世紀近い快挙となる。
もっとも、今年は以前とは違う。1998年と2001年は「ステロイド時代」と呼ばれた。違った意味で、2025年は“史上初”のシーズンとなるはずだ。