ナナオは2日、キャリブレーション対応液晶ディスプレイ「EIZO ColorEdgeシリーズ」の現行ラインアップから、最新製品や試作機までを日本印刷技術協会主催の展示会「PAGE2005」に出展した。PAGE2005の会場は、東京・池袋サンシャインシティコンベンションセンターで、会期は2月2日から4日までの3日間。 特にナナオ(EIZO)ブースの注目は、縦・横画面表示を自動的に切り替えられるローテーション対応の試作機「ColorEdge 21.3型」が参考出品されていたこと。ColorEdge 21.3型は、ディスプレイを回転させると、その向き(縦・横)に応じて表示画面が自動的に切り替わる機構を備える。このColorEdge 21.3型は、PAGE2005では参考出品であるが、2005年度に発売を予定しているという。価格やスペックの詳細は未定。 また、2004年11月に発売した22.2型モデル「ColorEdge CG220」も展示。ColorEdge CG220は、Adobe RGBの色域を表現できる、キャリブレーション対応液晶ディスプレイだ。滑らかな階調を表示する画像制御IC「ASIC」を搭載し、工場では1台ごとにガンマ値を2.2に調整して出荷するという。価格は70万円前後。 ほかにも現行ラインアップである、キャリブレーション対応の21型モデル「ColorEdge CG21」や19型モデル「ColorEdge CG19」を出品。さらに、これらのキャリブレーション対応モデルを利用して、Adobe RGBとsRGBの色域の比較や、JAPAN COLORのプルーフとディスプレイ表示の比較デモを行なっていた。