GE-PONチップベンダーのパッサベが日本法人を設立 | RBB TODAY
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GE-PONチップベンダーのパッサベが日本法人を設立

エンタープライズ その他
 FTTHシステムのためのチップセットを提供する米国のパッサベ社は、日本法人としてパッサベ ジャパンを設立した。日本において急成長を遂げつつあるGE-PONチップのネットワーク機器ベンダーへの販売、および技術サポートを行う。

 GE-PONはGigabit Ethernet-Passive Optical Networkのことで、光ファイバーを用いたアクセス回線で1Gbpsの通信速度を実現する技術。1本の光ファイバを「スプリッタ」と呼ぶ装置で分岐してユーザー宅に引き込み、最大32ユーザーで共用するとともに、ギガビット・イーサネットをそのままアクセス回線に使う。

 パッサベは、これまで日本の大手ネットワーク機器ベンダー等へのGE-PONチップの提供や、通信事業者との関係強化により急成長しており、これまでに出荷したポート数は100万個を超えるという。

 日本のFTTHはすでに世界最大規模の加入者を持ち、またすでにYahoo! BB hikariがGE-PONによる光ファイバー接続サービスを開始している。2005年には競合の各社がGE-PONによる接続サービスを開始する見込みで、そのユーザーは2005年中に数百万人に達するとの予測もある。パッサベは日本法人の設立により、GE-PONの分野における主導的立場を強化する狙いだ。
《小笠原陽介》
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