オークションサイトでの海賊版ソフト販売を阻止−ACCSとYahoo!オークションが著作権侵害に関して提携 | RBB TODAY
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オークションサイトでの海賊版ソフト販売を阻止−ACCSとYahoo!オークションが著作権侵害に関して提携

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オークションサイトでの海賊版ソフト販売を阻止−ACCSとYahoo!オークションが著作権侵害に関して提携
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 社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と検索サイト大手のヤフーは、コンピュータソフトの著作権侵害に対して「著作権侵害出品の削除強化」「著作権保護の呼び掛け」などの取り組みを行いことで合意した。

 両社の取り組みは、主にヤフーが運営するオークションサイト「Yahoo!オークション」で、著作権を侵害した海賊版ソフトウェアが多数出品されていることへの対策である。オークションサイトでは、その匿名性を隠れ蓑にソフトウェアのみならず楽曲やビデオなど、数多くの違法コピーが出品・販売されている。一部には違法コピーを販売することが著作権侵害であることを知らない利用者もいるようだが、ほとんどはこうした海賊版の販売が著作権侵害であることを承知のうえで、オークションサイトを悪用しているのが現状だ。

社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 ネットワーク違法問題対策委員会委員長代理 株式会社ハドソン経営戦略室 執行役員 金子潔氏(右)と、戦略法務室 室長 葛山博志氏(左)




 こうした著作権侵害行為に対して、ヤフーはこれまでも出品ごとに個別に協議・削除という方法で対応してきた。しかし、個別対応では違法であることを説明したりするなど、削除までに時間も労力もかかってしまう。そこで、両社は、あるルールに沿った削除基準とその対策方法を策定し、著作権を侵害している海賊版に適用していくことにしたのが今回の提携の主旨である。

 同時に、オークション利用者にも、どのようなケースが著作権侵害にあたるのかについて、事例を交えて詳細な情報を提供していくという。

ヤフー株式会社 法務部 法務部長 別所直哉氏(左)と、オークション事業部 企画室 プロデューサー 八代峰樹氏(右)


 Yahoo!オークションには、常時446万件(2003年12月時点)もの品物が出品されている。ACCSでは、昨年7月から11月にかけて、海賊版ソフトの出品者に対してメールで著作権侵害にあたることを注意するという方法で対策を行ってきた。この期間に見つかった著作権侵害は4000件以上だが、メールによる注意喚起によって、自主的な出品を取り下げたのはわずかに約20%程度だったという。

 今後、Yahoo!オークションに海賊版ソフトが出品され、それがYaoo!オークションやACCSに発見された場合には、今回の合意に基づいて出品を削除するとともに、IDを利用停止にしたり、別のIDを取得できないようにするなど、対策を強化するとしている。

 こうした知的財産保護プログラムは、ACCSも他のオークションサイトに、ヤフーも他の著作権団体に呼び掛けていくという。まずは、日本最大手のオークションサイトであるYahoo!オークションが本腰を入れたことで、海賊版の販売に歯止めがかかることを期待したい。

実際にYahoo! オークションに出品された海賊版ソフトの例。多くは写真右のようにメディアのままだが、なかには製品らしく表面を加工したものもある(写真左)
《北島友和》
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