大宮アルディージャ、ファンへのメタデータビデオ配信とWebサッカースクールなどの実験を開始 | RBB TODAY
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大宮アルディージャ、ファンへのメタデータビデオ配信とWebサッカースクールなどの実験を開始

ブロードバンド その他
 J2の大宮アルディージャ(NTTスポーツコミュニティ運営)とNTT持株は、サッカーファンが見たいシーンだけを視聴するメタデータビデオ配信や動画を使ったサッカースクールなどの実験を共同で実施する。

 本実験では、大宮アルディージャはファンへのブロードバンドコンテンツの提供や技術の向上のための映像分析手法の確立を、NTT研究所はメタデータ編集ツール「エディティングツール」などの最新技術を提供し、ユーザインターフェイスなどのインタラクティブ性を検証するという。具体的には、「メタデータビデオ配信」「Webサッカースクール」「メタデータ映像分析・編集技術」の3項目について9ヶ月にわたって実験していく。

●メタデータビデオ配信
 大宮アルディージャの親善試合やユースチームの試合で見たいシーンだけを視聴できるという映像配信。この実験は、大宮アルディージャのサポートショップやファンクラブ会員からモニタを募集して実施する。モニタ募集は8月下旬に大宮アルディージャのホームページに公開される予定。

●Webサッカースクール
 NTT研究所が開発した「サイバーブック」「サイバー図鑑」を使って、模範プレーの動画を視聴したり、自分でプレーしたビデオをアップロードしコーチのアドバイスを受けたりできるサッカースクール。入学できるのは、大宮アルディージャのサッカースクールに所属する小中学生。

●メタデータ映像分析・編集技術
 大宮アルディージャのコーチや技術スタッフが、メタデータ編集ツール「エディティングツール」を使い対戦相手の戦術分析の有効性を検証する。エディティングツールを利用することで、ビデオ編集時間を大幅に軽減することができる。

 なお、共同実験は2段階で実施される。フェーズ1(7月〜9月)でメタデータ映像分析および編集技術の有効性を検証し、フェーズ2(10月〜2003年3月)で実際のメタデータビデオ配信とWebサッカースクールの開設を行う。今後、大宮アルディージャは対戦チームの戦術分析や自チームの戦力アップ策として収集したデータを活用し、J1リーグへの昇格を目指すという。また、NTTはメタデータ技術による映像配信や分析手法を検証し、スポーツ競技全般に拡大できるように開発を進めるとしている。
《RBB TODAY》
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